ヨウシン
Chen YANG
1999年中国生まれ。
6歳から中国舞踊を学び始め、9歳で地方テレビ局の芸術団や歌舞団に所属し、バレエと中国舞踊を体系的に学ぶ。大学では中国古典舞踊の表現と教育を専攻し、技術と理論を深く学んだ。卒業後はフリーダンサーや演劇俳優として活動し、また身体表現が空間や映像メディアとどのように関係するかについて探求を開始し、現在の制作活動の基盤となる。
現在は武蔵野美術大学の修士課程で、身体を中心とした総合的なアート制作や文化研究に取り組んでいる。脚本執筆と並行し、「身体性」と移民文化をテーマにしたLARP(ライブアクションロールプレイング)ワークショップを企画・実施。多文化共生地域での事件調査という設定を通じ、身体的な行動や感覚を用いて移民文化や地域の歴史を探ることを目的としている。多文化的な理解を深める機会を提供することを目指し、活動を展開。
今の研究では、言語をメタレベルで分析し、身体と記号の多様な意味を考察することに重点を置く。映像、空間、時間、言語の相互関係を強調し、詩的なアプローチで多層的なテーマに取り組む。偶然性を取り入れた構造を意識的に探求し、多面的な解釈を可能にする表現を模索している。