振付家を目指す若手を対象とした各地のプログラム:ダンスでいこう!! 2025

大船渡:三陸の郷土芸能を習う旅

写真:(左)浦浜念仏剣舞(右)金津流浦浜獅子躍 ©三陸国際芸術祭

日程:2025年10 月6日(月)~11日(土)
会場:未定(大船渡市・陸前高田市)
習う芸能:浦浜念仏剣舞・
金津流浦浜獅子躍[大船渡市]

 

プログラム内容:
2011年東日本大震災により甚大な被害を受けた三陸沿岸部には、郷土芸能の宝庫というべき数々の芸能が存在しています。代表的なものとして、鹿踊・神楽・鶏舞・虎舞・七福神舞・剣舞など。驚く事に地区ごとに別々の芸能が存在し、更には同じ芸能でも違う流派も数多く存在しています。
しかしながら、この貴重な芸能の数々を実際に見たり体験する機会はそう多くはありません。その要因として、ほとんどの芸能は見せるためではなく神様への奉納やお盆の時期に死者を弔うという、本来芸能が持っている役割のために存在している経緯があるからだと思われます。逆にそうした経緯が三陸沿岸の郷土芸能の姿を今日まで変形させることなく、踊り継がれてきた要因と言えます。

今回はそうした貴重な三陸の郷土芸能の中でも、踊りの動き、構成、衣装、音楽などの要素がそれぞれ違う2つの芸能をダンスの振付家が習いに行く旅を計画します。

三陸の郷土芸能を学び、実際に現地での体験を通じて、振付家としての世界観や視野を広げる機会につながることを期待しています。

 

スケジュール(予定):
<10月4・5日(土・日) 三陸国際芸術祭2025@釜石 芸能鑑賞> 
            (※希望者のみ・滞在費は自己負担)

10月6日(月)~10日(金)
 6日の午後に大船渡に集合、解散は12日(日)の予定
 日中は各自のリサーチや意見交換、震災遺構の見学など。夕方以降に芸能を体験します。

10月11日(土) 各自の学びをフィードバック、共有・交流@大船渡市

 

※期間直前に、三陸国際芸術祭2025@釜石(10/4・5)が開催されます。https://sanfes.com/event/2025_kamosu 
ほとんどの人にとって初めて「観る」芸能でもあることから、三陸沿岸広域にまたがる多様な郷土芸能を一度に観る機会として他にない機会のため、参加者の希望により自主的に滞在を前倒しして、三陸国際芸術祭@釜石を観ることができる日程としています。
(予算の都合上、鑑賞のための前2日間の滞在費は希望制で自己負担となります。)

※さらに、三陸国際芸術祭2025連携事業として「アジアリンク Regional // Regional Sanriku/Tohoku,Japan Gathering(仮称)」(アジア地域のRegional(大都市に対しての地方の意味)な文化施設やアートフェスティバルの代表者によって構成される3年間プログラムの最終国際ミーティング)が10月6日(月)~10日(金)の期間に開催されます。
参加者はオーストラリア及びアジア圏のフェスティバル関係者で約20名ほどが集います。地域の芸術文化を主体とし「創造的復興」を掲げる三陸国際芸術祭の取り組みの視察、メンバーによる相互的ワークショップやミーティングなどが予定されています。大船渡から近い陸前高田で開催されるため、本プログラムの受講生が彼らのミーティングを見学したり、あるいは互いに交流する場を設けることを検討しています。

 

【対象】
・18~50歳まで。
・ダンス作品をこれまでに1作品以上創作・上演したことのある振付家/ダンサー。
・日本国内在住者。
・振付家としての世界観や視野を広げる機会を欲している人。

【定員】8名

ほか、詳しくは以下の応募要項をご覧ください。

 

■芸能コーディネート協力
一般社団法人 三陸まちづくりART

■企画・運営
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
https://jcdn-web.org/