Choreographers 2025 上田公演
次代の振付家によるダンス作品上演&トーク
2025年8月23日(土)19:00開演・24日(日)14:00開演
プレトーク:23日18:00~18:45(17:45開場)/24日13:00~13:45(12:45開場)
会場:サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)大スタジオ
(〒386-0025 長野県上田市天神三丁目15番15号)
料金:前売3,000円/U25・障がい者* 2,000円/高校生以下 1,000円(全席自由)
※当日500円増 ※障がい者は介助者1名も同料金 ※JCDN会員割引有
チケット発売日:6月30日(月)10:00~
振付家・上演作品:
・司白身/cue(長野)「空ろ木」*地元作品
・宮悠介(東京)「かたちたち」*KCA2024 京都賞・オーディエンス賞
・中川絢音/水中めがね∞(東京)「しき」*KCA2024 奨励賞
・夕湖/月下の一群(長野)「Behind」*地元作品
プレトーク:「地域にアートを拓いていくには!?」
山崎広太(振付家・ダンサー)
コンテンポラリーダンスの‘振付家’に光をあてる、シリーズ第十弾。上田に初上陸!
――コンテンポラリーダンスの振付家とは? 「振りを付ける」ことに留まらず、作家であり、演出家であり、思想家であり、冒険家であり・・・。ダンスは、時には社会を察知し、真実を探るメディアにもなります。 「Choreographers」は、作品上演&トークを通して、そんな振付家の未知なる役割や新しい価値について考え、発信するシリーズです。信州での公演は、2023年の松本市での開催に続いて2回目。上田市に初上陸です。
2025年信州・上田公演では、「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD(KCA)2024」の受賞振付家による2作品のほか、公募・選考会を経て選出された長野県在住の2人の振付家が新作を上演します。また、プレトークでは、日本のコンテンポラリーダンスの草分け的な存在である山崎広太さんと、ダンスの持つ可能性や地域にアートを拓いていくことについて掘り下げます。
気鋭の振付家による、全く世界観の異なる作品4本立て。コンテンポラリーダンスに関心がある方はもちろん、初めて触れる方も、ぜひトークと合わせてご覧ください。
[振付家・作品紹介]
<「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD(KCA)2024」振付家作品>
■宮悠介(東京)
「かたちたち」
構成・演出・振付:宮悠介
出演:小澤早嬉、星善之
初演:2024年6月(ムリウイ)
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photo: Toshie Kusamoto
だからか私はいつだって、かたちに憧れ囚われている
私のかたちを乗り越えて、ぐしゃぐしゃでも真っ直ぐと
舞台に2つの肉体がある。
互いの人生を再生しながら同時にそれを浴び続ける。
彼らを見ていて強く思うのは、本当はかたちなんて手放したいのかもしれない。
互いに輪郭を溶かして、ぼかして、滲みだすような曲線がみえる。
ぐしゃぐしゃでも真っ直ぐとした曲線がみえる。
本作は創作にあたり、人の「かたち」に着目し次のことに取り組んだ。演者を形作るものについてのインタビュー/戯曲の交換/互いの動きの模倣による一連の動きの生成/かたちを抜け出るよう意図した曲線的な動きのルールの生成
>>宮悠介インタビュー(KCA2024) ダンスの「かたち」を超えて
■中川絢音/水中めがね∞(東京)
「しき」
演出・振付:中川絢音
出演:金愛珠、平田栞、中川絢音、根本紳平
助成:公益財団法人セゾン文化財団
初演:2021年( 神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI)
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photo: Toshie Kusamoto
NF F NS NC – 我かつて存在せず、そののち存在し、いまは存在せず、思い悩むことなし
自分が存在しない世界を私はまだ知りません。知りたいとも思いません。いつか世界は全てなくなるのですから。
天才も愚者も美⼈もブスも、地球ごと。だけど、何かを残すために精⼀杯になってしまうことがたまにあります。
あぁ、恥ずかしい。
そんな私を産んだ母は、骨を瀬⼾内海に撒いて欲しいらしいのです。墓より面倒臭そうです。
葬式について調べていたら、人生について考えていました。端的にいうとそんな作品です。
消えてしまった全てのものに愛を込めて。
>>中川絢音/水中めがね∞インタビュー(KCA2024) 「なぜダンスをするのか」を問い続ける
<地元公募 選出作品>
■夕湖/月下の一群(長野)
「Behind」
構成・演出:夕湖
出演:馨子・小松睦美・原山聡矢・夕湖
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誰にも背後に広がっているbehind の空間がある。
渦巻き果てしなく広がるそれぞれの空間を引き連れて、優しくも大きな気配を表出していく。
国・性別・年齢・環境・死生観。
考えること、感じること、思うこと、それに伴う行動や衝動は人それぞれ。
どのように生きたいのか、生きているのか、生きていくのか。
今回の各ダンサーも性別・年齢・死生観・行動や考え方は違う。
各それぞれBehindに持っている大きくてまだまだ広がる気配・エネルギーを出した時、
ついには他の人と混じり合ってしまい、結局は全てが一つになって、私もあなたもなくなってしまう。
何者でもなく何者でもある。
【プレトーク】
「地域にアートを拓いていくには!?」
山崎広太(振付家・ダンサー) 聞き手:佐東範一(JCDN)
日本のコンテンポラリーダンスの草分け的な存在である山崎広太さんと、ダンスの持つ可能性や地域にアートを拓いていくことについて掘り下げて語ります。「キャマタおじさん」でも時の人となった山崎広太さんの、踊るようなトークをお楽しみに。
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【お問い合わせ】
ADM Nagano(担当:矢萩・分藤) TEL :090-8527-5520 MAIL : admnagano@gmail.com
NPO法人JCDN TEL:075-361-4685 MAIL:info★jcdn.org(★を@に代えて送信ください)
【スタッフ】
舞台監督:確認中 照明:長坂 (㈱RYU) 音響:高田文尋(㈱ソルサウンドサービス)
宣伝美術:西岡勉
現地制作・広報:分藤香・矢萩美里(ADM Nagano)、小松順子
プロデューサー:佐東範一 ディレクター:神前沙織 全体広報・制作補佐:清水彩加
【開催クレジット】
[助成] 文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(芸術家等人材育成))| 独立行政法人日本芸術文化振興会
[主催] NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
[共催] 上田市(上田市交流文化芸術センター)
[制作協力] ADM Nagano
Artist / Speaker