きたまり
KITAMARI
振付家。1983年岡山県生れ。大阪育ち。2000年頃より舞踏家・由良部正美の元で踊り始めた後、2001年~05年まで千日前青空ダンス倶楽部のダンサー(芸名・すずめ)として6カ国13都市の公演に参加。2002年からソロ活動を開始し、2003 年よりダンスカンパニーKIKIKIKIKIKI 主宰。 2006年京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科卒業。以後、京都を拠点に国内外で多くの作品の上演を行い、「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD2008」“オーディエンス賞”「横浜ダンスコレクションR2010」“未来にはばたく横浜賞”受賞。
また、自身の創作活動以外に2013年-15年に総勢100名以上のアーティストがジャンル・バックグラウンド・世代の境界を超えて参加した、作品のクリエイションを通じて、関西のダンスシーンの活性化と、舞台芸術における身体の可能性の探求をめざす実験の場「Dance Fanfare Kyoto」を企画運営。
近年は作曲家、グスタフ・マーラー全交響曲を振付するプロジェクト(『TITAN』『夜の歌』2016*「平成28年度文化庁芸術祭賞」関西舞踊部門“新人賞”受賞、『悲劇的』2017、『復活』2019)や、劇作家、太田省吾の戯曲を舞踊化するシリーズ(『老花夜想/ノクターン』2021、『棲家』2022)をはじめるなど、ダンスと他分野の表現を扱いながらジャンルを越境した多岐にわたる創作活動を展開。2022年夏より札幌在住。 ソロダンス『MUSUME-Dojoji』にてTGR2022(札幌劇場祭)”特別賞”受賞。2023 年度よりセゾン文化財団セゾン・フェローⅡ。