2024年8月27日から29日にかけて、石川県加賀市山代温泉の専光寺にて、 ダンスでいこう！！2024 山代温泉『空間感覚で広がる振付・演出の世界2024』の講座プログラム「VISION（Aプログラム）」が行われました！

1日目の様子を簡単にレポートいたします！

まずは、本プログラム企画者の山田洋平さん進行のもと、まずは受講生8名と講師の自己紹介がありました。
3名の講師、中島那奈子さん（ダンスドラマトゥルク）、東野祥子さん（振付家）、コミンズ・リオさん（プロデューサー）、とメンター的な存在として、寺西望さん（ファシリテーター）が入り、各講座の間で、受講生が講師の話の内容を理解して、深めていけるような「対話」の場を作っていきました。
その後、山田さんによるアイスブレイクでは体を使った簡単なワークショップや受講生による各自のプレゼンテーションが行われました。

ガイダンスでは、山田さんからこれまでのご自身の活動についてのご紹介があり、それから「VISION」への想いが語られました。
これまで様々なプロジェクトを企画されている山田さんですが、それぞれの企画に対して常に「本気」であること、また「本気」であればかならず起きてくる障害を解決、またはできるだけ良い方向にするためには、リサーチや他者と対話してお互いの理解を深めていくことが大切ということが伝えられました。そのようなお話を踏まえて、価値観の異なる人々が集まる場所が「VISION」であり、ここで協同をして新たな価値観を創出していくことが重要であり、それが振付家の仕事であると考えているということが共有されました。
受講生も講師も真剣に山田さんのお話に耳を傾けていて場の空気がとても熱く盛り上がっている様子を感じました。

寺西さんによる対話の時間では、簡単なワークショップがいくつか行われました。受講生同士での対話を重ねることで、最初に比べてみなさんの顔にも笑顔が増えていき緊張がかなり解れていることを感じることができました。
最後に寺島さんから「対話」と「会話」は似ていますが違うことであり、どちらも大切であるということが伝えられました。このことは残り2日間の滞在でも重要なポイントになるのではないかと思いました。

最終日に8組の受講生（振付家）が作品のプレゼンを行いました。講師・スタッフ・受講生自身に加えて、山代温泉のお客さんにもプレゼンを観にきていただき審査に加わってもらいました。

最終プレゼンで選出された振付家3－4組が、11月に開催される「VISION+」（Bプログラム）で作品を発表します。
どなたでもご覧いただける公演です。ダンスの生まれる瞬間にお立合いくださいませ！　（レポート：JCDN広報　竹宮）

公演日：2024年11月23日（土）、24日（日）
会場：山代温泉専光寺（石川県加賀市）

公演時間や作品内容については決まり次第、ウェブサイトでお知らせしていきます。

▶▶山代温泉『空間感覚で広がる振付・演出の世界2024』について
https://choreographers.jcdn.org/program/d24_yamashiro