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真吉
(福岡県
福岡市)
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参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。
まず4回のオンライン講義では、ダンスと他の芸術の比較からはじまり「なぜダンスを作るのか、なぜ踊るのか」根源的なことを考える機会となった。そして言葉は完璧で互いに理解し合う最高のツールだと思われているが、舞踊は抽象芸術なので、言葉で全ては表現できないこともあり、むしろ言葉で説明できることは理解したつもりになり深く考えないことにつながるというのは興味深かった。講義後は毎回宿題が出され、講義やダンス動画を見ての感想を書いたり、1つのものを1日10分間観察したり、ダンス動画を作成した。参加者20名ほどの宿題が共有され、他の受講者のレポートを見ることは刺激になった。
北九州での対面ワークショップでは、午前中が体作り、午後からはクリエーションだった。ウォーミングアップでは、体の重さを意識することを中心に行い、自分の動きの雑さが明確になった。クリエーションではまず動きを作り、その動きのフレーズの中からモチーフを見つけ、バリエーションをする研究を行なった。1日の最後はその日創作したダンスを参加者8名で見合い、分析的にコメントを行なった。特にダンスを見てコメントすることは、その人を傷つけることにもなりかねないのでとても慎重になり、気遣って曖昧にしかコメントできないとそれは相手のためにはならないし、非常に難しい経験だった。今回は振付を創作し、さらに舞踊譜を作成し、私は動きのリズムを表すために音符を基に作成したが、他の参加者は、手や足の動きについて書いたり、動きを図解や記号化したり、イメージや重さなど気になるポイントの違いがあり個性を感じた。
終始、講師のヨンドゥさんが物腰柔らかく分かりやすく進行し、参加者が本当にやりたいことを引き出すために全てを受け入れるように接してくれた。私は仕事のため最終日に参加できなかったことが大変悔やまれるが、今回参加し大変学びが多い貴重な機会となった。
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キヨカ
(福岡県
遠賀郡芦屋町)
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参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。
ワークショップに参加して体の動きを使って作品を作っていくのが楽しいと感じました。振り付ける人としてはバリエーションを学んで作品作りの漠然とした迷いがどう悩めばいいか分かったことが良かったです。踊る人としては今まで踊ると苦しい時があり何故か分かりませんでしたが自分の行動や踊りを言葉にして頂いて解決のため必要なことが分かりました。身体言語が乏しいから思いを言葉に出来なくて辛かったのかと。これに気付いたのは最終日でしたのでこれから身体言語を増やすのがいっときかずっとの課題となりそうです。実りある時間を下さりありがとうございました。
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福永知花
(福岡県
春日市)
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参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。
このプログラムに参加したことについて、自身の現在地を知覚するために非常に大きな意味を持つ機会であったと感じる。zoomでの講義から始まったプログラムであったが、まずその時にこの場において自身の存在の異物感に戸惑うばかりであったことが思い出される。なぜかといえば、私は「“踊りをする人”ではない」と強く自覚しているからだった。制作や展示をするし、時には身体(を用いた)表現を選択するが、そこに「振付」はないし、むしろそれを避けてきたとも言える。しかし、この講義内においてよく語られたことは、非常に概念的な話であるとか、哲学的、歴史的、観念的な話といったマクロにものを見ることであったので、自分に近い話をされているな、と感じながらパソコンの前にいた。しかしここは「振付」のワークショップであり、振付家としてものを語られた際に、これまで同じ言語だと思っていたものが突然違う言語に切り替わるように、非常に大きなわからないが襲ってくることももちろんあった。
北九州での対面のワークショップにおいても、自身の表現におけるスタンスや傾向についてをよく知覚させられるような時間であったように思う。よりミクロに「振付」というものに迫っていくための時間がここに用意されている、ということ自体をマクロから眺めている自分、というような入れ子構造があの創作工房の中に(そして私の中に)発生していた。その構造ごと興味の対象として認識してしまう自身の性質について、これほどこの場の意向に沿っていないことがあるか、とまたその外側から見ようとする自分を引き戻すのにも少々苦労した。他の参加者の姿勢には非常に胸を打たれるものがあり、よりミクロに一つのものを深めようと潜り込んでいく様子に、それならば私は私の視点から存在するということもむしろ必然であるというか、何か大きな肯定のようなものも感じた。
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大塚まゆ子
(福岡県
宗像市) |
参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。
1. 体の重心移動を意識すること
体を動かす際に、体重がどう移動しているのか感じることで、スムーズな動きやバランスの取り方が変わる。
2. 振り付けを考える際は、一度感情表現を抜いて図式化する
感情表現を先に考えると、その振り付けは自分だけのものになってしまう。今回の目的は個性を磨くことではなく振り付けの仕方である。正直今まで感情表現に頼って踊っていたため、困惑した。しかし図式化することで振り付けを共有できるようになる。
3. 動きの繰り返しを意識する
まったく新しい動きを作るのではなく、既存の動きを繰り返したり、少し変化させたりすることで、楽譜のように印象に残る振り付けになる。
4. 人は自分が得意な動きをしがち
ダンスでは見せ場を作りたいがために各作品に得意技を入れがち。各作品ごとに見る機会があると飽きる。
5. ディスカッションでは論点がずれがち
他人の動きについて意見を交わすとき、話が脱線しやすい。参加者の技術が高いため、どうしても論点が振り付けから技術になってきまった。話し合いの目的を何度も確認することが重要。
6. 他人の意見は「材料」として捉える
つい他人の意見に流されやすいが、大事なのは「それをどう解釈するか」。アドバイスを受け取る際は、「なぜその意見が出たのか?」を考え、自分にとって必要な部分だけを取り入れる。
7. 言葉の意味をそのまま受け取らず、抽象⇔具体を行き来する
プログラムに対してのご意見・ご感想など。
たくさんの学びがありました。貴重な体験をありがとうございました。
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中根千枝
(兵庫)
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参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。
オンライン講座からは、今もこれからも更新されていくダンスの歴史を、哲学や過去の世界情勢など多方向からの視点で捉え、感覚しながら知ることができた。現在の創作物が脈々と過去から連なること、様々な技術革新が芸術分野にも大きく影響していること、個人と社会の関わりなどを意識しておくことで、ダンスに限らず創作物をより受け取りやすく、感じ、改めて深く考察するようになった。
対面ワークショップでは、細やかなレクチャーで身体や動きに対する認識と解像度が上がり、連日試行錯誤することで身体も動きも確実に変化していた。短期間でも集中して動き続け考え続けること、また一人ではなく他の参加者と共にそれぞれに取り組む姿を感じ見ることで、新たな視点や全く違う創作方法や思考を知り得ることが出来た。創作のきっかけや動機から、いかに具体的な動きや表現に移行するか。先のオンライン講座を受けたことも相まって、視点と洞察力、考察する力が動くことと同様に重要であることを体感できた。理由や原因を掘り下げて解釈し、見えるものを改変していくことで新たな変化があり、身体と動きの強度が増していった。この様な変化が他の参加者から明確に新鮮に美しく見え、今回の取り組みの一つの結果としても印象的で、うれしい体験でもあった。
今回の経験は今後の創作にも転用でき、自身の課題や研究、創作に併せて改変もしていけるものであり、充実した端緒を掴むことが出来た。また、最終日のショーイングでは初めてコンテンポラリーダンスを見た方の来場もあり、公演とは違う入口をもって見る人と出合える可能性もあると改めて感じた。
開催地は自身にとって初めて訪れる場であり、それ自体も創作への刺激の一つとなった。今回のプログラムを機に他の参加者と出合い、それぞれの創作や現在を知れたことも励みとなった。
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泰山咲美
(愛媛)
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参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。
今回ヨンドゥさんが私たちに投げかけてくれたことは、この9日間で完結する内容ではなく、むしろ舞踊について太く長い研究と実験の始まりのきっかけをいただいたという感触があります。
今回のワークショップでは、「動き」そして「動きのバリエーション」を実験的に作っていくという目的で行われました。
動きを作る上では感情や欲望は抜いて、身体のもつリズムや自分だけの色を抽出することが重要とのことでした。今までの自分の作り方は内的な部分に由来することが多かったので、動きそのものから出発するということがとても身体にとって新鮮で、引き出しが増えました。この作業は、美術のデッサン画を見てもらう時の感覚と似ているようにも感じました。
2日目の特別プログラムでは、コンテンポラリーダンスの創始者の一人であるスーザン・バージュ氏によるトークに参加しました。この時間は私にとって本当に大きな出来事でした。内的なもの(分子・粒子)の結びつきについて、今まで自分の中で感覚的だと思っていたものは、物質(Molecule)が実際に身体と身体・身体と物体との間で交換されているのだと聞いた時、全てが腑に落ちて感動しました。
WS後半には「Choreography(記録する・書き記す)」についての研究として、ショーイングに向けて舞踊譜の作成も行いました。また、毎日クリエーションの最後に行われる発表と、メンバー同士によるクリティカルレスポンスでは、ただ感想を述べるのではなく作者のコンセプトとプロセスを尊重し分析的なコメントが必要であり、メンバーにとってはまさに特訓の日々でした。
プログラムに対してのご意見・ご感想など。
今回このような機会を与えてくださったJCDNの皆さん、制作の谷瀬さん、北九州芸術劇場の皆さん、そして講師のチョン・ヨンドゥさん、特別講師のスーザン・バージュさんに心から感謝申し上げます。
新しい繋がりもでき、段々と全国や海外に仲間が増えていく感覚はとても心強く、自分の創作にとっても良い刺激になっています。今後も、生涯を通して創作に向き合っていきたいと思えています!ありがとうございました。
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浅沼圭
(東京)
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参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。
昨年12月に参加した北九州での振付探求合宿は、非常に貴重な経験でした。振付の概念を一度解体し、改めて「振付とは何か?」を問い直す機会となり、踊りに対する視点が大きく広がりました。
特に印象深かったのは、振付を与えられるのではなく、動きから振付を“探る”というアプローチでした。普段、振付は与えられた動きを覚えるものという認識が強いですが、この合宿では、身体の内側から自然に生まれる動きや即興の中で表現を見つけていくことが重視されました。この過程を通して、振付は単なる「形」ではなく、「意図」や「流れ」から生まれるものであると気づきました。
また、身体を多角的な視点から捉えるワークが非常に興味深かったです。彫刻から見た身体では、動きの静止した瞬間の「形」として捉え、身体と空間との関係性を考えました。宇宙から見た身体では、重力や空間との関係を意識し、身体が空間をどう通過するかを探求しました。音楽から見た身体では、リズムや音楽の質感に反応した動きの探求が新鮮でした。これらの視点を通じて、身体と振付の可能性を再認識しました。
この合宿で得た最大の学びは、「振付は自由であり、発見の連続である」ということです。振付を「正解があるもの」として捉えていたこれまでの自分に対して、新たな発見の方法を得ることができました。今後、自分が作品を作る際にも、動きの可能性を探るプロセスを大切にし、より深い表現を追求していきたいと考えています。
この9日間で得た学びを活かし、今後はさまざまな視点から身体と振付を探求していきます。限られた時間の中で充実した学びを得ることができ、この経験を今後の活動にしっかり生かしていきたいと感じています。
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CHIKA
(山口)
*オンライン講座に参加 |
参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。
コンテンポラリーダンス界に入ったばかりの
私でしたが、舞踊というものがどういう物なのか、その存在、起源や歴史なども知れたので、タイミングとしてもとても良いプログラムに参加できて良かったと思います。
同じ踊り手の皆さんの様子や日常も知れたし、最後のショーイングで参加された方々の作品を鑑賞出来たのはとても勉強になりました。今後としては、アーティストとして
幅広い知識も必要な事が確信出来たので、
アートと呼ばれるものにより触れていきたい。
プログラムに対してのご意見・ご感想など。
自分はストリートダンスから始めたので、
コンテンポラリーダンスの世界というものに今まで触れてこなかったのですが、
このような参加の機会があって、とても
ありがたかったです。
ヨンドゥさんの講義は奥が深く
途中で挫折しそうになったのですが、
気を取り直して最後まで参加出来て
本当に良かったし楽しかった。
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Naoko Tozawa
(フランス)
*オンライン講座に参加
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参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。
4回のオンライン講座のみ参加しました。ヨンドゥさんは、ダンスという1つの表現方法において、受講者各自がどのように感じるか、解釈するか、各自の中の答えを探るように導きました。今回の講座を受け、今後私自身が創作活動と研究活動をすることにおいて、また観客としても、より一層ダンスと良い距離感で向き合っていけると確信しました。また、25名程度の参加者との意見交換、共有もとても参考になりました。ありがとうございました。
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