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レポート/アンケート

出演者・参加者

Choreographers 2024【新潟】池ヶ谷奏作品、じゃれみさ作品 出演者レポート

池ヶ谷奏作品 出演

横山ひかり
(新潟市)

参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。

新潟という場所で、東京や京都など他の場所で活動している振付家、舞踊家、スタッフと出会えたこと(再会も含めて)が新鮮で貴重な時間だった。タイトなスケジュールだったが、制作スタッフやテクニカルスタッフの方々の作品への向き合い方がとても丁寧で、舞台に立つ時に、とても信頼できた。カンパニーのような集団ではないのに、またこんな感覚で舞台に立つことができて嬉しい!と思った。作者や演者だけでなく、スタッフも含め、こういう人たちが同じ時代を生きていると知れたこと、こういう人たちと共に今の日本の芸術を育んでいるんだなと知れたことが、今後につながる一番大きな発見だった思う。

プログラムに対してのご意見・ご感想など。

今回のプログラムは私のダンス人生において、転機となるような大きな経験でした。素晴らしい振付家の熊谷さんのもとで踊りを勉強させて頂く経験はとても貴重でした。札幌に住んでいるダンサーとして、札幌でコンテンポラリーダンスを学ぶことができる経験はとても貴重なので、これからも熊谷さん含む素晴らしい振付家のもとで踊りを学ぶ機会を作って頂けるととても嬉しいです。今回は参加させていただき本当にありがとうございました。

堀川美樹
(新潟市)

参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。

居住している地域に。踊りに対してどんな考えの人がいるのか知ることができたこと。そういった人達と知り合えたこと。
また、このようなプログラムを計画運営している方々がいて、そういった方達と知り合えたこと。

じゃれみさ作品 出演

関口晴
大阪

参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。

「男時女時」は20年の歴史を持つ作品であり、10分の中に10年が凝縮されたような、圧倒的な密度と豊かさを抱いている。効率化が重視される現代において忘れ去られかけている、時間をかけて関係性を探求することの尊さを教えてくれた。今年2月、再演の機会をいただいて、本作の奥深さを発見し直した。リバイバル初演時から継続していた男時女時のアーカイブ作業や、稽古場で砂連尾さんとみさこさんの身体や精神に対する哲学を学び、作品を見る視点を増やしていく過程で、豊かな眼差しを持つことが可能になった。
 一方で、その豊かさを体現するには、まだまだ道のりがあることも痛感した。踊り終わった後、真っ先に「もう一度踊りたい」と感じた。この作品にはまだまだ先がある。もっともっと深くまで潜っていきたい。本作に向き合うたびに、踊りへの探究心がくすぐられる。

 現代社会は、効率とスピードを追求するあまり、私たちから豊かな時間を奪い去っている。SNSを介した相互監視、常にオンラインで繋がる環境は、思考の余白を奪い、想像力を枯渇させる。そんな時代だからこそ、砂連尾理さんと寺田みさこさんによるデュオ作品「男時女時」にさらに向き合う機会をいただけたことに感謝している。

プログラムに対してのご意見・ご感想など。

 最近は、多様性が重視される社会になっている一方で、それぞれの孤立化も進んでいるように感じる。それは、日常生活に限らず、特に舞台芸術の世界でも顕著だ。小さく、個々的に、つぶし合いになっていくものに対して、JCDNの活動は、それらを繋ぎ合わせる非常に良い取り組みであると感じる。
 実際、今回の上演を通して、近い世代のダンサーや振付家と知り合うことができ、今後の活動に繋がる可能性を感じた。今、創作し、踊るための機会を提供し、今後、機会が機会を結ぶように種を蒔いていく。いずれ、若手アーティスト同士が手を結び、大きなコミュニティの中で、ゆとりをもって面白いことが出来れば、舞台芸術の世界は、多方面に開かれ、より豊かに、より面白くなるはずだ。

長野里音
(兵庫

参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。

Enjoy Dance Festival 2023 から再演の機会をいただき、改めて『男時女時』という作品の面白さを実感することができました。
 前回、踊らせていただいた時は、振付やニュアンスをひたすら身体に染み込ませる作業に追われていたように思いますが、今回はその作業からさらに一歩進むことができたと感じています。例えば女性の振付では、音楽という一つの時間軸に対して、呼吸や衣装(スカート)の揺れを利用して意識を断絶し続けることで、動きの繊細さとダイナミズムを生むことができることを学びました。実感としてはまだほんの少ししか掴めておらず、研究し続けたいことではありますが、その瞬間における動きや意識を考え尽くすという楽しさを味わえたのは、再演という機会をいただけたからこそ挑戦できたことであり、今後の活動においてもとても有意義な学びであったと感じています。
 また、今回のリハーサル期間中に、『男時女時』の制作背景に関わっている向田邦子の作品を、映像で見る機会がありました。スコアとして引用されたテキストや言葉の重みや時代背景を改めて知ることができたことで、この作品の解像度がさらに高まったと感じています。向田邦子の作品の中で描かれている男女像、振付家のお二人の作品で物語られている男女の関係性、そして今、リバイバルとして踊る上で現代の男女像をどう捉え表現するべきか、自分の中で問えたことは、作品とそれを踊る自分と社会が繋がった時間だったと思います。

カナールミラン波志海
(京都

参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。

今回はChoreograghers 新潟公演に参加させて頂きありがとうございました。Enjoy Dance Festivalに引き続き「男時女時」の再演を実現できたことが何より嬉しく思います。作品とは異なる意味合いでも作品の中に対しても良い意味でも悪い意味でも状況が違う中でその瞬間的な出来事の時間の大切さを学びました。砂連尾さんやみさこさん、リトちゃんやハル君も含めそれぞれ、生活リズムが違う人達といかに共存しつつ自分を大切にするのかということだと思いました。これから、何がどのように転がるかわからりませんが瞬間的な現状認識を大切にしてどのような形の再演になるかはわかりませんが僕はこれから受け入れていくのだと思います。引き続き宜しくお願い致します。