ダンスでいこう!!2025
京都『京都振付実験室』参加アーティスト募集!

今年度から、若手アーティストが作品上演を試し、振付を幅広く学ぶためのダンスの場として「京都振付実験室」を始めます!
まだ初演を迎えていない構想段階の作品やリクリエーションを試みたいダンス作品を、テクニカルも含めて実験的に上演可能な場を設けることで、稽古場でのショーイングの段階から演出等を具体的に試す機会、客観的フィードバックを得る機会とします。初演するためのハードルを下げることで新しい発想やアイデアをカタチにしてみる実験的な場を目指します。
ついては、参加アーティストを8組募集します!
創作期間中に行う3日間の振付ワークショップを経て、11月に公演を行います。
公演は4組ずつ2回に分けて実施します。いずれもアフタートークや交流会を設けます。また、希望者には“振付家とダンサーが出会う場”を設けます。
【振付ワークショップ】
日程・講師:9月3日(水)東野祥子、9月17日(水)中村蓉、10月15日(水)黒須育海
会場:SPACE LFAN(京都市東山区本町十丁目151-1)
時間 10:30頃から20:00頃まで、1日かけて行う予定
内容 作品のプレゼンテーションまたはショーイング/講師による振付のためのワークショップと話/質疑応答や対話(予定)
【振付家とダンサーが出会う場】
新作を構想中で参加決定後にダンサー募集を希望する振付家を対象に、振付家によるダンサー選考のための対面ワークショップ。日程は希望する振付家と調整のうえ、決定。
【公演】
日程:①2025年11月7・8日(金・土) ②2025年11月14・15日(金・土)
会場:SPACE LFAN
募集〆切
募集地域
募集対象
応募要項
振付ワークショップ 講師メッセージ
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■振付家になる!ダンサーになる!そう決意して、私もかれこれ数十年、虚構空間を作っては、そこで踊り続けてきました。まず最初に黒い箱がある。その空間を自分の作り上げる世界と仮定してみる。そこに身体が在る。身体で時間を紡いでいく。観る人に何かを伝える。そのためにはいっぱい考えなきゃいけない。失敗を恐れない。間違いなんてことはそんなにない。やってみるしかない。時間の芸術は、ゾクゾクする瞬間をたくさん経験することができる。この機会、チャレンジしてみるしかないでしょ!!みんなの踏ん張りに期待しています。 東野祥子(ANTIBODIES Collective) |
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■アイデアが閃いたとき、やる気が漲ったとき、未来が見えたような気がしたとき、そのボッと火が灯るような一瞬が創造のはじまり。この「創造のはじまり」を見逃さないことがアーティストとして生きるための最大条件だと思います。そして創造を育て実現させるまでが茨の道…私の経験では、苦楽を誰かと分かち合った方が上手くいく、気がしています。恥を捨ててカッコつけないで、信頼する仲間の意見に耳を傾ける。それが才能の有無すら超越する方法。舞台芸術が更に刺激的かつ可能性に満ちたものになるよう、共に歩んでいく表現者と、この機会に出会えたら!と思っています。具体的には「観せる・魅せる」「伝えたいこと・伝えること・伝わったこと」など、絶妙だけど重要な違いをしっかり認識するワークに取り組む予定です。個人的感覚と普遍的共感のバランスが、私のこだわりです。 |
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■振付家として、常に自分は何が好きで、何を見たいのかという問いを持ち続けています。創作の出発点は、まず自身の関心に正直であることから始まると考えています。振付の起点はコンセプトの次に「動き」「音楽」「感覚」「概念」など、どこにあってもよい。輪郭が曖昧でも構わない。重要なのは、それを一度かたちにし、他者に晒し、反応を受け取ること。その往復の中で振付は磨かれ、視野は広がっていきます。身体を通して、未分化のイメージを具現化する。その作業の連続が作品を生み、振付観を広げていくはずです。創作とは、思考と実践の往還であることを改めて体感できるものだと捉えています。 |
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本要項の内容をよくお読みの上、ご応募ください。
■スケジュール
7月22日(火) 15:00 募集〆切
8月上旬 “振付家とダンサーが出会う場”
9月3日(水) 振付ワークショップ(1回目:東野祥子)
9月17日(水) 振付ワークショップ(2回目:中村蓉)
10月15日(水) 振付ワークショップ(3回目:黒須育海)
10月中旬―下旬 ワークインプログレス・スタッフミーティング(希望者のみ予定)
11月7・8日(金・土) 公演①・アフタートーク+交流会
11月14・15日(金・土) 公演②・アフタートーク+交流会
■対象
応募時点で以下の要件を満たしている個人またはグループ。
・35歳程度まで。
・ダンス作品を実験的に創作上演する場を欲している振付家、ダンサー、アーティスト。
・日本国内在住者。日本語での意思疎通が可能であること。
■公募作品の条件
・2人以上の出演者による15分~20分の作品(振付家自身の出演は問わない)
応募時に創作する作品の原案(再演の場合、作品の映像)を提出すること。
・連名やカンパニー名での共同振付作品の応募も可能。
・応募は、応募者1名(1組)につき1作品のみとしてください。
・日本の法律で禁止されている行為と認められる内容は選外となります。
・ダンサーや関係する方の年齢は特に問いません。
■上演について
・上演は、①11月7・8日(金・土)②11月14・15日(金・土)のどちらかの日程において1日1回、計2回行います。
・作品の構想を形にして実験的に上演することを目的としたプログラムのため、テクニカル(音響、照明、他)については、シンプルなものとなります。
具体的には、振付ワークショップ、ワークインプログレスまたはミーティングを経て調整します。
・①②どちらの日程に上演するかは、参加決定後のワークショップまたはミーティングにて客席の形や転換方法などの公演形態含めて話し合いの上、決定します。
1日4組の作品上演を行うため、必ずしも構想をそのまま実現できない場合もありますことを予めご了承ください。
・公演会場のホームページはありませんが、下記のfacebookページから会場の様子を参照いただけます。
https://www.facebook.com/profile.php?id=100083641352988
・上演会場については、こちらの資料を参照ください。(2025.06.26更新)
■その他の条件やサポートについて
・9月に行う振付ワークショップには、すべて参加いただけるのが望ましいですが、応募時点ですでにスケジュール調整が難しい方は、最低1回参加してください。
・チケットノルマはありませんが、それぞれが販売したチケット収入を作品制作費としてお渡しします。
・参加費はありませんが、作品創作・出演にかかる費用、交通費は各自の負担となります。
・JCDNにてワークショップ経費、全体広報費、会場費、最低限のテクニカル費・機材費、制作費を負担します。
・作品を多くの方にご覧いただくため、公演の広報や周知に積極的にご協力いただきます。
・公演後、2026年3月6日~8日に行う「Enjoy Dance Festival in KOBE」への開催地推薦枠に最低1組を選出します。
・選考の結果にかかわらず、応募されるすべての振付家を対象に、オンライン・セミナーやワークショップのお知らせなど、創作環境のサポートやキャリアアップにつながる情報提供を行います。
■決定方法
書類、映像により決定。場合により面談を行います。
選考は事務局で行います。
選考基準は
1、振付家として、今後国内外で大きく活躍しうる可能性を感じさせること
2、作品原案にスケール感を感じること
3、本支援の必要性を感じさせること
4、これまでに創作した作品の本数/長さも評価指標のひとつとなる
※結果内容にかかわらず、通知は応募者全員にメールで行います。
■応募方法
下記のフォームよりお申し込みください。※フォーム入力にはGoogleアカウントの取得が必要です。
https://forms.gle/aahpGCEhSw8X9YzN6
〆切:2025年7月22日(火)15:00
■問合
JCDN(担当:清水)info★jcdn.org *★を@に代えて送信ください