2023年1月28日(土)18:00開演(終了予定21:00)・ 29日(日)15:00開演(終了予定18:00)
(開場は開演の30分前)(上演時間105分+ディスカッション60分 予定)
(アワード受賞者発表 29日19:30頃 ※配信有)
会場:京都府立府民ホールALTI(〒602-0912 京都府京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590-1)
料金:劇場鑑賞チケット
   前売3,000円/U25・障がい者* 2,000円/高校生以下 1,000円(各日)
              2日通し5,000円(前売のみ)
     ※当日500円増 ※障がい者は介助者1名も同料金 ※JCDN会員割引有
   オンライン視聴チケット
   各日2,000円/2日通し3,000円
チケット発売日:11月13日(日)
チケット取扱:
https://choreographers.jcdn.org/reservepost

<01.15 up date> 振付家のインタビューを順次、公開しています!
各作家の思想や哲学が読み取れる興味深い内容です。ぜひご覧ください。
https://choreographers.jcdn.org/interview


参加振付家・作品
 *振付家名・グループ名・活動拠点・作品タイトルの順に表記 

1/28(土) 18:00

亀頭可奈恵/tantan(東京)「愛と誠。」
池ヶ谷奏、藤村港平(新潟・神奈川)「対象a」
女屋理音(埼玉)「エピセンター」

1/29(日) 15:00

Aokid×たくみちゃん(東京・神奈川)「HUMAN/human」
岡田玲奈、黒田勇/Null(東京)「Own Own」
大森瑶子(東京)「Help」

※両日とも、3演目終了後にディスカッションを行います。
※上演順は上記の通り予定しています。

『KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD』は、コンテンポラリーダンスの振付家育成プロジェクト「ダンスでいこう‼」の新プログラムとして2020年に創設しました。このアワードは、振付家の次なる活動へのステップとなることを目的に、作品発表の機会と賞を設け、観客と共に作品を巡るディスカッションを行います。審査委員にダンスのプロデューサーや評論家、他分野の専門家等を招き、京都賞・奨励賞・ベストダンサー賞などを決定します。各賞は、作品の完成度・魅力だけではなく、振付家の未来に対する期待を含めた後押しとなる事を目指します。
2回目となる2022は、全国39組の応募の中から書類選考にて6組を選出し、京都府民ホールALTIで2日間に分けて上演します。1日3組の上演後にディスカッションを行い、2日目の夕方に各賞の授与式を行います。
オンライン配信、観客投票による観客賞も用意しています。ぜひご覧ください!

リアルタイム配信&観客投票について

あなたの一票が振付家の未来を拓く!

上演をリアルタイムで配信(有料)し、観客投票にて観客賞を決定するほか、公演入場料収入・オンライン視聴による収益の50%を、観客の投票数に応じて出演団体に分配しお支払いします。なお、観客投票は京都府民ホールALTIでご覧になる方にも両日1人1票の権利があります。
*各日に上演された振付家に対してのみ投票できます。〆切は
両日ともディスカッション終了後30分までとなります。

 

〈振付家・作品紹介〉

亀頭可奈恵/tantan(東京)「愛と誠。」

構成・演出・振付:亀頭可奈恵
出演:亀頭可奈恵、佐々木萌衣、吉沢楓

世界は完璧ではありません。それでも、あなたは私を愛することができるのでしょうか。

私は、ある本を読んでこのことを知りました。
「全てのことが有限であって完璧でない。私も、あなたも、この世界も完璧でない。それを許すこと。」
このことから、私は愛とは、誠実とは、見てくれにい惑わされず、今の自分に出来ることを精一杯こなしていくことだと考えました。
私は、1日1日を丁寧に生きていきたいと思いました。

-亀頭可奈恵インタビュー 『今、伝えたい「愛」とは何か』

 

Photo by Sugawara Kota


池ヶ谷奏、藤村港平(新潟・神奈川)「対象a」

構成・演出・振付・出演:池ヶ谷奏、藤村港平

身体がシニフィアンによって分断される時、その裂け目に残る”我々を駆り立てる何か”

我々の身体が、言語やモノ、眼差し、身振り等のあらゆるシニフィアンによって分断される時、その裂け目に残る”我々を駆り立てる、言い表せないもの”を「対象a」と捉え、それが如何にして身体を”舞踊する身体”として再構築していくのかを考察する。
成りつつあると同時に、手の施しようもなく存在する事をやめてゆくという舞踊の性格は、「私」という人間存在の本質の次元を、我々の眼差しの一歩先へと永遠に葬り去り続ける。

池ヶ谷奏、藤村港平インタビュー 『僕らを踊りに駆り立てる、「対象a」とは何か?』

 

photo by yoshitaka


女屋理音
(埼玉)「エピセンター」

構成・演出・振付:女屋理音
出演:加藤理愛、畠中真濃、大月侑、女屋理音

未だ身体に残る3月11日の揺れ。曖昧な輪郭は時に融合し、時に反発しながら、そこに居ることを選んだ。

東北の震災から10年半と少し。あの揺れは私の中でまだ残っているようだ。目を見張るような手際の良さで、物事の輪郭はまっすぐ整えられ、うまいこと仕舞われていく。
私たちはそこからこぼれ落ちた片鱗を拾い集めて、ひとつひとつ確かめる。
揺らぎは排除されるべきものなのだろうか。自然界の生き物は、常に揺れながらやっとそこに立ち続けているのだと思う。揺らぎを含んだ輪郭は、時に融合し、時に反発する。
あぁ、あの時言っておけばよかった。いや、言わなければよかった。

女屋理音インタビュー 『「言語化できない何かを共有する宿命」を創造する』

 

©︎Ohno Ryusuke

 

Aokid×たくみちゃん(東京・神奈川)「HUMAN/human」

構成、振付、演出、出演:Aokid、たくみちゃん

2つの身体と地面、紙、映像、音声、楽器。われわれは交差する、今回! 2人以上で遊ぼうぜ!

ホワイトキューブを彷彿させる空間。身体の他には紙や、紐、テープや映像が登場する。
使用する身体と空間が積み重なり踊る身体。
2つ以上で数えることが始まるように空間での足し算と引き算、また掛け算が文字通り身体によって行われていきます。
私たちは物を動かし、物に動かされ、音楽やイメージを生み出し、音楽やイメージに生み出される。
そうやってできているデュオ作品です。

-Aokid×たくみちゃんインタビュー 『人間と人間、人間と物のコミュニケーションを等価に、ダンスの延長として提示する』

 

photo by Manaho Kaneko

 

岡田玲奈、黒田勇/Null(東京)「Own Own」

構成・演出・振付・出演 : 岡田玲奈、黒田勇

1と1で2のように合わさって成り立つひとつ上のステージ。そこにいるためには相手が不可欠。

〈狼狽〉という言葉の語源には互いに欠点があり、それを支え合いながら常に行動を共にする狼と狽の関係が存在している。
一見、「支え合う」には思いやりがある温かい印象を抱く。
互いが互いを支えるというのが「支え合う」だが、二体も自らに欠点があるから相手を支えて成り立つ関係であり、
ただ相手の為に支えているわけではない。
この行為には見えていないだけで、無意識のうちに自分自身の欲が存在している。
しかし、あくまで「支え合う」関係性には変わりない。

岡田玲奈、黒田勇/Null 『テクニックの引き出しを閉めて、「狼狽」に向き合い直す』

 

photo by 大洞博靖

 

大森瑶子(東京)「Help」

振付・構成・演出・音楽(一部):大森瑶子
出演:飯塚葉月、池田琴絵、大森瑶子、河野陽、田村穂乃香、八木橋華月、柳谷圭郁

ネガティブな感情は形を変えて「犬」となり、ダンスとなる。
ただ助かりたいがために踊る。

この作品は、「犬」そして「ただ助かりたいだけ」ということをテーマにしている。
私は、人や物や何かに依存していないと生きていけない、どうしようもない人間である。
その依存していたものが遠くに行ってしまったときには酷く絶望し、とにかく助かりたいという気持ちになった。
またネットで、「人の心は結局犬や猫くらい馬鹿なのかもしれない」という内容のものを見つけた。
私の心情は複雑で重く見えたが、犬と同じくらい馬鹿で単純なのかもしれない。

-大森瑶子 『「ただ、自分が助かりたいがため」に踊る』

 

photo by Sugawara Kota

 

賞に関して

KCA京都賞
KCA奨励賞(2組)
オーディエンス賞 (オンライン含む観客による投票)
ベスト・ダンサー賞(出演されたダンサーに贈る賞)
黄金4422 AIR賞

●上記5つを予定。京都賞・奨励賞(2組)・ベスト・ダンサー賞はアワード審査委員が決定します。なお、該当者不在になることもあります。
KCA京都賞・奨励賞受賞作品は、次年度以降に「Choreographers」(全国の公共ホール等における再演プラットフォーム)等での再演/リ・クリエーションの機会が設けられます(※)
●黄金4422 AIR賞は、次年度以降の「ダンスでいこう!!」プログラムとして、ダンスハウス黄金4422(名古屋)のレジデンス・アーティストに選出。作品制作スペース・宿泊施設・移動費・制作費のサポートの他、照明・音響・制作等の講習プログラムを予定しています(※)
※但し、文化庁の採択状況によって変更になる場合がありますことをご了承ください。     

アワード審査委員 ※五十音順、敬称略

石井達朗(舞踊評論家)
唐津絵理(愛知県芸術劇場エグゼクティブプロデューサー、Dance Base Yokohamaアーティスティックディレクター)
黒田育世(振付家・ダンサー、BATIK主宰)
高嶺格(演出家・美術家、多摩美術大学教授)
寺田みさこ(ダンサー/振付家)
三上さおり(世田谷パブリックシアター 劇場部企画制作担当)
鷲田めるろ(十和田市現代美術館館長)

黄金4422 AIR賞 審査委員
浅井信好(振付家・ダンサー、ダンスハウス黄金4422 代表)

 

応募要項はこちら https://choreographers.jcdn.org/program/youkou-kca2022

―――――
【問合】京都コレオグラフィーアワード事務局
Mail: kca★jcdn.org(★を@に代えて送信ください) Tel: 075-361-4685(JCDN)
文化庁委託事業「令和4年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁/NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)

「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2022」
京都コレオグラフィーアワード事務局:NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)、一般社団法人ダンスアンドエンヴァイロメント
協力:北海道コンテンポラリーダンス普及委員会/STスポット/ダンスハウス黄金4442/NPO法人DANCE BOX/高知県立美術館

Ticket

購入・予約

KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD 2022 若手振付家によるダンス公演&作品を巡るディスカッション

販売終了

会場
京都府民ホールALTI
(〒602-0912 京都市上京区烏丸通一条下ル龍前町590-1)
日時
1 月28日(土)18:00開演・29 日(日)15:00開演
(開場は開演の30分前)
料金
■劇場鑑賞チケット(終了しました)
前売3,000円/U25・障がい者* 2,000円/高校生以下 1,000円
2日通し5,000円(前売のみ)
※当日500円増 ※障がい者は介助者1名も同料金
※JCDN会員割引有 ※未就学児入場不可
■オンライン視聴チケット(2/27まで、アーカイブ視聴ができます!)
各日2,000円 / 2日通し3,000円

■チケット取扱

<オンライン視聴チケット> *2/27まで、アーカイブ視聴ができます!
・ZAIKO  https://jcdn22.zaiko.io/


<劇場鑑賞チケット> *終了

・カンフェティ http://confetti-web.com/kyotochoreographyaward2022
・ALTI窓口(メイト割引有、窓口販売のみ、電話予約不可)
※整理番号付き。ご入場の際、番号順にご入場いただきます。なお、プレイガイドごとの差はありません。
※カンフェティは電子チケット(モバパス)と紙チケットを選択いただけます。なお、紙チケットの発券は全国のセブンイレブンから可能です。
※U25・障がい者チケットをご購入の方は、ご入場時に証明できるものを必ずご持参ください。
※車椅子の方はお座席の確保のため、公演前に問合せまでご連絡ください。
※JCDN会員割引は、JCDN Dance Online Shopのみ取扱。

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