Report/Survey

レポート/アンケート

参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。

子どもとのクリエイションをするにあたり、単に振付を一方的に教えるだけではないつくり方を試すことができた。今回Aokidとのユニットとして参加したが、普段の個人制作とは違う相互作用のあり方を進展させていく機会となった。自分は、もう少しボディワークの幅を広げて積極的に提案できるようにしていこうという思いを新たにした。ここでの知見をまた、Aokidも自分もそれぞれの活動に活かすことで、より広い範囲で芸術文化への寄与とすることができると思う。振付という点では、四肢の動きという範疇から敷衍してより広く「振付」を考える我々の方法論に、子どもの遊びという要素を入れることができたのは有意義だった。教科書や野球、書道などの習い事からソースとしてのイメージをもらってくる方法も然りである。それらの方法と、楽曲を使用した「ユニゾン」での盛り上がりがスムースに連結していくという構成を今後も模索していきたい。

プログラムに対してのご意見・ご感想など。

今回、浅井さんのほうからアウトリーチとして子どもとのクリエイションをご提案くださったことで、芸術制作を少し外へと広げていくような、普段とは違う機会での試行として自分たちにとっても大きな成果を得ることができました。ありがとうございます。また、あるものを全て使っていくような我々のユニットの性格と、今回のプログラムがよくマッチして、コミュニティとの関わりや、ギャラリーや工作室やスタジオが併設するビル一棟という条件を生かして作品化することができました。意見としては、どうしても今回のような複数人での参加となった場合、制作費(滞在フィー)が厳しい面があるので、参加人数により幅を持たせられるような予算組みができると良いのかなと思います。