Report/Survey
講師等
作曲家
音楽をただの飾り的、BGM的に使うのではなく、「この楽曲ではないといけない」と思わせる振り付けを考えられる振り付け家が育って欲しい。
振り付けをする側も音楽を作成する側もお互いの領域を知る必要がある。そのために、お互いを知りながら創作出来るようなワークショップを開催したり、楽曲制作側と振り付け側がお互いに興味を持ったものどうしが組めるようなシステムや機会を設けても良いかもしれない。自分を紹介して、方向性が近いもの同士が組めるような機会が圧倒的に少なく、どんな分野でもそうだが、お互いにその領域に興味が薄いと感じるので、その繋がりを復活させることが急務だと思う。
振り付け家は振り付けだけしていれば、またはそのことだけを勉強していれば良いとは思わない。そういう意味で今回の機会で多くの講師がその立場から自身の体験を踏まえて”自分の言葉”で受講生に語ったことは受講生にとって大きな気付きがあったとおもう。
また、自分自身もまだまだ知らない世界が山のようにあること改めて教えてもらったし、狭まったフレームを受講生と接するなかで少しだけ広がったようにも感じた。
色々な”層”の受講生がいることでお互い多くのことを気付ける反面、どうしても広く浅くなってしまうこともあると思った。これが一回限りではなく、数回行われ様々な意見交換がなされる場で、シリーズみたいな形をとり最後に発表の場があるようなものだとまた違うのかな、とも思った。