＜2024年度＞

故郷である札幌で、現在その地で暮らすダンサーとの創作の時間はとても有意義なものでした。

私にとって時期も的確だったのか、
これまで作品を創作する際に、ダンサーへどのような言葉で、何処までの理想や哲学を伝えて行くかに迷いがありましたが、今回共にの創作したダンサーの吸収力に、私自身が引き込まれ、これまで自分でも気が付いていなかった言葉や、思考を発見し、ダンサーへ伝えて作品が成り立って行った経緯は、とても感度的なものでした。

現在45歳ではありますが、若い時には見つけられなかった物を見つけた実感があり、チャンスを頂けたことに感謝しています。

札幌以来、創作の濃度がはっきりと変わったことを感じています。
これからはさらに、自分自身の解像度をあげ創作に取り組み、これまで関わったことのない方々とも作品を創って行きたく思っております。