振付家を目指す若手を対象とした各地のプログラム:ダンスでいこう!! 2026

全国:『日本版・コミュニティダンス・ファシリテーター養成スクール2026』

〜これからの社会を、ダンスとともに〜


運営:NPO法人JCDN 共同運営:(株)けいはんな

日程:2026年5月3日(日)~6日(水祝) 
会場:けいはんなプラザ (〒619-0237 京都府相楽郡精華町光台1-7)

講師:隅地茉歩阿比留修一アオキ裕キマニシア稲田奈緒美北村成美中西麻友佐東範一
オンライン講師:新井英夫
※体調によって内容の変更があり得ますがご了承ください。

プログラム内容:
 本スクールは、コミュニティダンス・ファシリテーターを国内で養成することを目的に、2014年にコミュニティダンスの先進国・イギリスから講師を招いて始まり、2018年まで年1回開校してきました。2019年以降は、コロナ禍でイギリスからの招聘が困難になり、2021年度に日本人の講師とプログラム内容について検討を重ね、城崎国際アートセンターにて日本版にリニューアルし開校しました。以降は2年に1回のペースで2023年に滋賀、2026年に初めて京都府にて実施します。これまでに、のべ225名の方々が参加しています。

 2026年の日本版スクールは、2023年スクールの講師陣が引き続き担当します。
 〔入門〕コースの講師はセレノグラフィカの隅地茉歩氏と阿比留修一氏。対象は実践家に関わらずコミュニティダンスに関心を寄せる方に幅広く参加していただきやすいコースです。
 〔応用〕コースの講師は、アオキ裕キ氏とマニシア氏。ファシリテーターをプロフェショナルな生業としていきたい方で、これまでの基礎・入門コース受講生を対象にしたコースです。
 〔スキルアップ〕コースの講師は、稲田奈緒美氏と北村成美氏。一般の多様な人々を対象にしたワークショップ経験者を対象に、ワークショップの実践のみならず、現代の日本社会においてファシリテーター経験を仕事として定着させていくためのあらゆる課題や展望について、講師と共に少人数制で取り組むコースです。
 〔コーディネーター〕コースは、コミュニティダンスの現場を創り支える制作者のためのコースで、講師は中西麻友氏とJCDNの佐東が担当します。
 また、全コース生が参加するグループセッションや、地域交流プログラムもあります。

 このスクールを通して羽ばたいた、社会とダンスのつなぎ手となるファシリテーターとともに、今後の日本のコミュニティダンスにおける新たな可能性を切り開いていきたいと思います。ぜひ、ご参加ください。

★当スクールの一部プログラムを一般公開する地域交流プログラムについてはこちらをご覧ください。
https://cdfs.hatenablog.com/entry/2026/04/02/133637

 

【募集対象・条件(全コース共通)】

[1] 日本で活動を行い、日本語でコミュニケーションが取れる方
[2] スクールの趣旨に賛同し、コミュニティダンスの活動を実践等により広める事に意欲がある方
[3] 4日間通しで受講可能であること
※他に、各コースごとに対象・条件がございます。必ずご確認ください。

➡振付家割引についてはこちらをご確認ください。

 

★こんな方々のご参加をお待ちしています!

・ダンスに興味や経験がない方にも、ダンスの楽しさや面白さを広めたい方
・自身の経験をダンスを通して社会に活かしたい方
・ファシリテーションの基礎となる理念や知識、スキルを学びたい方
・一般の方を対象とした自身のワークショップに、新たな視点や手法を取り入れたい方
・日本のコミュニティダンスに関する知見を広めたい

 

◇コースの種類と、内容について

①入門コース 担当講師:隅地茉歩、阿比留修一  定員:20名

対象:ファシリテーションの基礎となる理念や知識・スキルを学ぶことで、自身の社会的な活動に活かしたい方。将来的にコミュニティダンス・ファシリテーターとしての活動を行いたい方。
例)ダンサー、振付家、演出家、俳優、音楽家、美術家、ワークショップデザイナー、福祉関係者、医療従事者、保育士、教育関係者、文化施設職員、文化担当行政職員、カウンセラーなど。

内容:コミュニティダンス・ファシリテーターに求められる下記の力を理解し、身につけることを目指します。

  • 多様な個人やグループに包括的かつ創造的なアプローチを行えること
  • 自身のニーズや周囲のニーズを深く理解し、明確な目的をもってワークショップを行えること
  • 安全で効果的なワークショップを行えること (duty of care)
  • コミュニティダンスの参加者に対する振付を行えること
  • 日本におけるコミュニティダンスの現在の文脈について理解を深めること

※本スクールは2年制です。2年目の〔応用〕コース受講をもって修了証書を授与します。なお、現場での経験を通して自ら学びを深めることを重視し、〔入門〕コース修了後、積極的に実際にワークショップを行うことを推奨します。
※〔入門〕コース修了後、翌年以降に〔応用〕コースを受講する方は、受講料が割引となります。当スクールは2年に1回、開校します。

>>講師からのメッセージ

このスクールに関心を持ってくださってありがとうございます。皆さんはきっと、ダンスが好き、ダンスで誰かとつながるのが好き、ダンスで誰かと つながる場を作るのが好き、なのではないでしょうか。そして、今後その気持ちを生 かしてファシリテーションする現場に立とうとしておられる方々だと思います。

皆さんがお持ちのその熱意や愛情を、将来的な活動に生かしていくために、入門コースでは、現時点で知っておいた方が良いこと、確認できていると頼りになることを共有します。ファシリテーションの基礎となる理念や知識と一口に言っても、社会の変遷とともに変化しますし、数日間で全てを網羅的にマスターできるようなものでもありません。まずは自分の現在地を認識し、自分の資質に目覚め、身体に凝縮されている誰かの存在を受け入れていくモチベーションを育てていきましょう。

何より楽しく。みんなであれこれ意見交換しながら、忘れられない時間を過ごしまし ょう。(隅地茉歩・阿比留修一)

 

②応用コース  担当講師:マニシア、アオキ裕キ   定員:5名

対象:2014~2021年度の基礎、入門コース受講生。コミュニティダンス・ファシリテーターを生業としていきたい方。

条件:これまでに何らかのダンス経験があり、現場でのナビゲートを行っていること。また、コミュニティダンス・ファシリテーターに関する基礎的な知識・経験を踏まえていること。 

内容:基礎的な内容を踏まえた上で、具体的な以下の分野について、それぞれに特化したワークショップづくりの方法を掘り下げる。より実践的な現場での課題や個別のテーマに対して意見交換し、スキルを共有しあう機会とし、受講生がそれぞれの現場に持ち帰って実践できることをめざします。

分野例:医療、福祉、教育、高齢者の介護・ウェルビーイング、貧困、町おこしや地域との連携、 etc..

>>講師からのメッセージ

◎この講座は、経験のある方にこそ来てほしいクラスです。地域や劇場で活動を広げようとしている方や、すでにコミュニティダンスの講習を受けたけれど、最初の一歩で戸惑いを感じている方へ
コミュニティダンスの基礎を学び、いざ現場に立ってみると、新しい発見や同時に新しい問いも生まれてきます。
参加者の動きをどう受けとめるか。その場に生まれる関係性をどう育てるか。ワークショップから作品へ、どうつないでいくのか。
応用クラスでは、医療・福祉の現場で活動する講師たちとともに、多世代・多様な人々と踊るための実践的なアプローチを、より深く、よりアーティスティックに学びます。
経験を積み重ねてきた今だからこそ見える景色があります。
その実践を持ち寄り、学び合いながら、コミュニティダンスの可能性をさらに広げていきましょう。次の一歩を、ここから。(マニシア)

◎基礎、入門コース受講生の皆さん、おそらく、各現場で既にWSを行っている方も多いと想像しています。
私自身もWSの機会をいただきながら、明確な正解のない身体表現、対象ごとに変わる状況とともに自分自身が大きく問われる状況は続いています。応用コースでは客観的な視点でご自身のWSを捉え直す機会を目指します。
応用コースは少人数制です。現場状況、問題点や、不安点などを共有し、意見を交わしながらご自身だけのWSスタイルの確立をご一緒に目指します。まだ枠はあります。この機会、皆さんのご参加お待ちしています。(アオキ裕キ)

 

③スキルアップコース  担当講師:稲田奈緒美、北村成美   定員:5名

対象:ダンスのファシリテーターとしてご自身の地域やコミュニティにとどまらず全国で活動していきたい方。その活動を拡げるための課題意識をお持ちの方。

条件:日本で活動を行うダンサー、振付家、ファシリテーターなど。一般の方々を対象とした多様な現場で、ダンスのファシリテーターとして活動を行っている方。

内容:原則として、受講生の課題に沿ってクラスセッションを組み立て、実践のほかにディスカッションを多く持ちます。受講生同士、講師も交えて他者の目線を取り入れることにより、視野を広げる機会とします。また、一人一人のスキルアップと共に発信力が高まることを目指します。そのことにより、ダンスの力がより多くの社会に届いていく一歩を皆さんと築いていきます。ご自身の課題を自ら切り開き、解決する方法を発見するためのサポートをします。

>>講師からのメッセージ

ファシリテーターとして多種多様な現場に赴きダンスをお届けする中で、「壁」を感じることはないでしょうか。さまざまな悩みを抱える対象者たちとの関わり、社会的背景、制度、資金。自身の中にも体力や抱擁力に限界を感じる時があるかもしれません。そうした「壁」を「課題」ととらえ、さらに自分に与えられた「使命」へと昇華し、喜び勇んで乗り越えていける発想と創意工夫、人間力とは何かを一緒に考え、問題解決できる自信を見つけていきましょう。私自身もまだまだ現場で足掻いている1人として、みなさんと一緒に悩み喜び合いたいと思います。スクール全体の受講生や講師とも繋がって頂いて、相談できる仲間たちと共有できる知恵と勇気を沢山持って帰って下さい。「壁」に向かうみなさんの背中を優しく力強く押してくれることでしょう。(北村成美)

 

④コーディネーター コース 担当講師:中西麻友、佐東範一  定員:5名

対象:ダンスを社会に届けるコーディネーターとして活動していきたい方、または既に行っている方。

内容:ダンスの力を社会に届けるコーディネーターの仕事内容とは? 型どおりの方法はなく、それぞれの現場に合った形で目的を設定し、考えを深めスキルを磨いていくことについて、講師と共に考えます。
なお、ダンスのワークショップを体験するため、グループセッションは他コース生と共に参加いただきます。

コミュニティダンスにおけるコーディネーターとは:

◎コーディネーターは、ダンスのアーティスト、ファシリテーターの伴走者であり、社会とのつなぎ手です。
◎コーディネーターは、決まった仕事を行うのではなく、これまで存在していなかった“社会とダンスの新たな道”を切り開いていく“開拓者”です。
◎社会のニーズをとらえ、そこにダンスが出来ることを結び付け、互いの接点を見つける“開発者”でもあります。
◎コーディネーターは、アーティストとは違う立場で、場や道を新たに作り出す“創造者”です。

>>講師からのメッセージ

人と人をつなぎながら場をつくっていくコーディネーターの仕事は、決まった正解もなければわかりやすいマニュアルもありません。だからこそ、一つひとつの出会いが新鮮で学びが多く、気づきから、また新たな疑問が生まれることの繰り返しです。
このスクールにおける「コーディネーターコース」の大きな特徴は、座学だけではなく、長い経験を持つ6人の講師のワークショップを実際に観て、体験し、話を聞き、参加者の反応を客観的に観ることが出来る点だと思います。なかなかそのような機会はありません。
コーディネーターにとって大事だと思うことは、ワークショップの内容をしっかりと理解して、目的に沿っているか、参加者の反応はどうか、危険はないか、などを客観的に観ることが出来る視点と視野を持つことだと思います。
今回、各ワークショップの終了後、コーディネーターコースの参加者全員で、気づいたことなどを出し合います。自分になかった視点、他の人はどう見ているかなどを共有することによって、自分にとっての新しい視野を広げていくことが、大きな学びとなるでしょう。
コーディネーターとして、ダンスや社会についてみなさんと共に考える時間を楽しみにしています。
(中西麻友・佐東範一)

 

◇クラス内容について 

<Class Session>
コース別のセッション。各コース担当講師が、受講生それぞれと向き合いながら進行します。

入門コース Class Session 
・導入、コミュニティダンスの体験

・さまざまな対象を翻訳する(Translate)という事について

・即興(フリーダンス)⇄振付(型のあるダンス)について

・講師2名、それぞれのアプローチの仕方
 <対象者の例> ◎障害福祉施設(成人・知的障害・肢体不自由) ◎盲聾学校、小中学校(通常級・支援級) ◎特別支援学級、学校(知的障害・肢体不自由) ◎高齢者対象(比較的元気な方の仲間づくり、認知症でもからだは動く方) ◎乳幼児親子(からだ遊び、仲間づくり) ◎不登校児童生徒の支援活動 ◎養護施設等の子ども

・ワークショップの基本的な構造と、組み立て方(Planning)/評価について

・参加者の安全(Duty of Care)について

・公募ワークショップ(参加者を公募し講師がファシリテートするワークショップに参加または見学。) 地域交流プログラム

 

応用コース Class Session 
・「感じる、感じ直してみる」自分自身の心と身体の「今」の状態を感じるワーク

・「踊りたくない、踊れないかもしれない人々を対象としたデモンストレーションWS」
 A)カラダで表現することに不安を感じる方々を対象 / アオキ裕キ
 B)身体的に困難な人々を対象 / マニシア

・WS A)とB)を体験し、組み立てや方法論を学ぶ。

・WSプラン作りと実践 をグループに分けて行う。WSプランをそれぞれに立てて、グループごとに発表し合い、全員でディスカッション。

・全体的な振り返り。

 

スキルアップコース Class Session 
・プレゼンテーションタイム
 ご自身のダンスの活動について紹介する時間。自ら自分の課題を発見する第一歩として。受講生のプレゼンを受けてみんなでフィードバック。

・それぞれの課題を解決するためのリサーチ&ディスカッション
 プレゼンテーションタイムを受けて、ファシリテーターとしてのスキルアップに必要な要素を考察し、さまざまな研鑽を進めていく。
 例)ファシリテーションの方法、課題の言語化、セルフマネジメント(資金調達、情報発信、エビデンス等)、社会との繋がりなど。

・「他者を知り、自分を知る。」自分の年表をつくる。みんなの年表を見せあって交換する。他者の年表からダンスを創りプレゼントすることで、自身のあゆみや活動を振り返る。

・成果発表
 全コースの参加者全員が集う場において、このスクールで得たこと、これからの活動についてプレゼンテーションを行う。

 

コーディネーターコース Class Session 
・オリエンテーション~自己紹介。どんなことをやってみたいと考えているか。ダンスの持つ可能性や、日本の中でどのようなことが起きているかを知る。

・「JCDN」や「芸術家と子どもたち」の事例紹介、コーディネーターの役割を知る。

・ダンスを届けたい「人」や「場所」について考える。

・他のコースを観て学ぶことにより、アーティストの存在や役割について理解を深める。

・全体の振り返りと、これからの課題や夢を共有する。

 

<Group Session>
全コース合同のセッション。下記の内容を予定しています。

・ウェルカムダンスワークショップ(受講生同士がお互いを知りあうための機会として)担当:セレノグラフィカ

・コミュニティダンスグループにおける振付手法について、講師によるワークショップ 担当:アオキ裕キ、マニシア、北村成美

・プレゼンテーション:講師8名による事例紹介「日本のコミュニティダンス最前線! 2026」 地域交流プログラム

・トークタイム テーマ別にグループに分かれてトークとQ&Aの時間
 (過去のテーマ例:教育、福祉、地域、医療など)

・オンライン勉強会:新井英夫さんを迎えて ※一般公開は行いません。

・大交流会(3日目の夜に行います)

・トークセッション「社会とダンスをつなぐため、みんなでできることを考える」(まとめと共有)

 

地域交流プログラム について
スクール中の一部のセッションを、一般の方を対象に、どなたでも受講(聴講)可能な「地域交流プログラム」として公開します。
詳細はこちら https://cdfs.hatenablog.com/entry/2026/04/02/133637  

 

スケジュール

以下よりダウンロードしてご覧ください。なお、現時点の予定です。変更になる場合があります。
https://drive.google.com/file/d/1CCQjqtoUv2kOGyEKlaklrVGIWElVOq6p/view?usp=sharing

 

■企画・運営(主催)
NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
https://jcdn-web.org/

■共同運営(共催) 
(株)けいはんな
https://www.keihanna-plaza.co.jp/