【ダンスでいこう!!2025】 松山「ダンスをつくる芽」終了レポート from JCDN(12/11-14)

2026.1.19

振付家を目指す若手を対象とした各地のプログラム:ダンスでいこう!! 2025
松山:「ダンスをつくる芽」(12/11-14)が終了しました。JCDNによるレポートをお届けします。
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👉【ダンスでいこう!!2025】 松山「ダンスをつくる芽」
講師・メンター:yummydance<宇都宮忍、合田緑、高橋砂織>、赤丸急上昇<赤松美智代、丸山陽子>、山内知江子(チェコアニメ作家)、高橋正和(照明家)
日程:2025年12月11~14日
参加振付家・作品:
・石井あずみ「アンサンディング・ヒーロー」(松山)
・泰山咲美、Riryong Ko(高梨玲)(松山・京都)「カリカラ」
・田中伸幸「Blind Γight」(松山)
・長野里音「汚穢の底を覗き込む/ 旅してみる」(神戸)
・成髙有亮「Rebellion : Gen Z」(松山)
・野道奈緒「When Warmth Burns -温もりが焼け付く時-」(東京)
プログラム詳細 https://choreographers.jcdn.org/program/d25_matsuyama
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松山では5年前より「カラダでTRY ANGLE」と題して県外から講師等を招いて、作品を観る、ワークショップ作品に出演することで、創作への関心を芽生えさせる育成プログラムを継続してきました。
その成果もあって、作品作りに関心を持つ人が小さなダンスの動きを創りだしています。
次なるステップとして、その小さな動きの種をきっかけに15-20分程度の作品を作るための学びと経験の場を新たにスタート。それが「ダンスをつくる芽」です。

「ダンスをつくる芽」は4日間の集中プログラムで、1日目は6作品のクリティカル・レスポンス・プロセス(以降、CRPと表記)を実施。
1作品上演20分、CRP40分、1作品60分でも間に休憩を入れて6作品はたいへんな数でした。
CRPは、「踊りに行くぜ!!」開催時に各地で行っていた、建設的な創作のヒントとする批評のシステム。
今回はyummydanceの得居幸さんがファシリテーターになり、当プログラム講師・メンターのyummydance<宇都宮忍、合田緑、高橋砂織>、赤丸急上昇<赤松美智代、丸山陽子>、山内知江子(チェコアニメ作家)、高橋正和(照明家)の各氏とJCDNが批評(というと硬いですが、ルールに沿って感想や質問や意見をお伝え)する立場になり、初日からどの作品についても、熱いやり取りになりました。
意見を伝える人が9名もいると、それぞれ受け止め方や感じ方が違うので、各々が「私はこう思う」と振付家に伝えたことを、振付家自身が建設的に取捨選択でき、メンター(意見を伝える人)がたくさんいるメリットを感じました。

 

 

2日目は、前日のCRPを踏まえて、各自創作の時間とメンターに相談する時間を設けたのち、夕方から再度、6作品の通し。ここで初日の作品をぜんぶ壊して作り直す人も現れ始めます。
3日目は、照明・高橋さんとのテクニカルワークショップ。持ち時間1時間程度で、1組づつ、高橋さんとどんな照明にしたいかを相談しながら明かりを作ります。ここでも、1回は照明入りで通しを行い、まだ作品の着地点が見えない人と、着実に進化している人と・・・。
4日目、午前中は各自創作・仕上げの時間、午後にゲネプロ。そして観客を30名ほど招いて照明音響入りで成果上演。
4日間で、一人一人の作品は、びっくりするぐらい毎日毎日進化して、CRPを通して創作に立ち会った我々も、作家(振付家)の頭の中をのぞいているようでした。
たった4日間でも、他者の目にさらされる経験と、相談相手がいる場があることで、悩みが晴れたり、一つの方向性が見えてきたり、参加振付家にとってはとても大きな収穫があった様子でした。

 

 

また、企画運営面においても、松山ではこれまで関東・関西から講師を招いて育成事業を展開してこられましたが、そのステップを経て、今回ほぼ松山在住の講師陣でこのプログラムを実施できたのは、とても感慨深いものがありました。関東・関西を除き他の地域では実現できない、松山ならではの歴史と蓄積を活かしたプログラムが生まれました!

また、「ダンスでいこう!!」2025の特待生、高さんのレポートもぜひ、合わせてご覧ください。
👉https://choreographers.jcdn.org/news/9361

(記:JCDN神前)