砂連尾理
Osamu JAREO

撮影:草本利枝

08年度文化庁・在外研修員として、ドイツ・ベルリンに1年滞在。

近年はソロ活動を中心に、ドイツの障がい者劇団ティクバとの「Thikwa+JunkanProject」(ドラマトゥルク・中島奈那子)、京都・舞鶴の高齢者との「とつとつダンス」、「とつとつダンス part.2―愛のレッスン」、宮城・閖上(ゆりあげ)の避難所生活者への取材が契機となった「猿とモルターレ」等を発表。また、濱口竜介、山城知佳子、石田智哉の映画作品への振付・出演や「アートセンターをひらくⅠ期、Ⅱ期」(水戸芸術館、2019~2020)、山形ビエンナーレ2022「まちのおくゆき」など展覧会、芸術祭に招聘作家として参加する。

著書に「老人ホームで生まれた〈とつとつダンス〉―ダンスのような、介護のような―」(晶文社)。立教大学 現代心理学部・映像身体学科 教授

https://www.jareo-osamu.com/

 

砂連尾理+寺田みさこ19912007

砂連尾理は学生時代よりダンス・演劇を、寺田みさこは幼少よりバレエを学ぶ。1991年、ダンスデゥオ「砂連尾理+寺田みさこ」を結成。すべての作品において振付・構成・演出・出演をすべて共同で行っている。西洋のメソードを取り入れながらも、日本人の持つ繊細な身体性にこだわりを持ち、自己と他者という人間関係の最小単位である「デュオ」という形態のなかで、人間の新たな関係性を模索した作品づくりを行なっている。作品の背景には「日常の情景」があり、普段の何気ない動作を巧みに振付に取り入れている。

主な作品『あしたはきっと晴れるでしょ』、『ユラフ』(2002年)、『男時女時』(2003年)、『loves me, or loves me not』『I was born』(2005年)、『パライゾノート』(2006年)

《第1回TORII AWARD・大賞》受賞。同年、「第1回トヨタコレオグラフィーアワード」において《次代を担う振付家賞》及び《オーディエンス賞》をW受賞(2002年)。平成16年度京都市芸術文化特別奨励者。

Program

参加プログラム

  • Choreographers 2024

      コンテンポラリーダンスの‘振付家’に光をあてる、新シリーズ第八・九弾。 コンテンポラリーダンスの振付家の役割って案外知られていない。「振りを付ける」ことに留まらず、作家であり、演 …続きを見る