Report/Survey
振付家・ダンサー
4日間のプログラムを通して、本当にたくさんのことを吸収することができた。特に創作途中で行き詰まり、頭の中が真っ白になり、何も思い浮かばなくなる瞬間があったが、その経験は自分にとって大きな転換点となった。メンターさんから「何もしないこともダンスにつながる」という言葉をいただき、無理に答えや正解を探し続けなくてもいいのだと気づくことができた。その言葉に救われるような気持ちになり、そこから自分の中で張りつめていたものが少しずつほどけ、自然と振付が湧き出てくるような感覚が生まれた。同時に、自分の中にあった固定観念や、「こうしなければならない」という思い込みにも気づき、それに縛られて動けなくなっていた自分から、少しだけ解放されたように感じることができた。
また、他の参加者との交流を通して、自分がこれまでどれほど狭い価値観や視点の中で踊っていたのかを強く実感した。自分とはまったく違う視点や背景を持つ人の考え方や表現に触れ、「もっと世界を知りたい」「もっと多様な表現や人と出会いたい」という思いが大きくなった。さらに、プログラム内で行われたクリティカルレスポンスでは、多くの意見を安心して交わすことができる、とても貴重な時間となった。相手を傷つけない形で建設的に意見を伝える方法や、いただいた意見を取捨選択しながらも、自分の軸を保って創作を進めていくことの大切さを学ぶことができた。この4日間は、技術的な成長だけでなく、自分自身の姿勢や考え方を深く見つめ直す大きなきっかけになったと感じている。
本当に密度濃い4日間でした。この感覚、経験を忘れないように日々、精進してまいります。関わってくださった関係者の皆様、ありがとうございました。