－あなたは、どういう振付家を育てたいと思いますか。

人と違うことをする表現者を育てたいと思いました。

－また、そうした振付家を育てるために、何が大事だと考えていますか。

人と違うことをするには、同じ分野の歴史や系譜をよく知り、かつ同時代的に何が行われているかを敏感に察知し周りをよく観察することも大事ではありますが、それと同時に自分自身のことをよく知ることから始めなくてはならないとも考えています。

－実際に行ってみてどうでしたか。また、期待していたこと、これから期待することなど、お聞かせください。

今回は自分自身の名前についての物語を他の参加者と共有するワークショップを行いました。全員実にユニークで、とても有意義な時間になったかと思います。
四日間と短期集中でしたので、具体的などのような変化があったかはまだわかりません。しかしプログラム主催者が概要にも書かれていたように、それぞれの中の「意識」を変えてみることに微力ながら貢献できたかなと思っています。種がどのように芽生えるか楽しみです。

－プログラムに対してのご意見・ご感想など。

実に素晴らしいプログラムでした。枠組みをガチガチに決めすぎず、ある程度ゆるやかに設定し、他の講師陣の内容によって柔軟に対応した結果それぞれに共鳴やシンクロする瞬間があったのが美しかったです。参加できたこととご縁にとても感謝しています。