Report/Survey

レポート/アンケート

上演作品振付家

後藤禎稀/Super D

振付家・ダンサー

<2025年度>

「Enjoy Dance Festival 2025」

参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。

Enjoy Dance Festivalは全15作という数の作品をたった4日間で一気に体感できる企画。そんな企画は他にはないだろう。
本企画に参加出来たことは、自分のようなダンスを生業にする人間にとって、過去にどんなダンスが存在したか、現在のダンスのあり方はなんなのか、将来のダンスへのビジョンを考える大きなきっかけになった。特にゲストのKo&Edge Co.「DEAD 1+」を観劇できたことは大きい。シンプルな動きにも関わらず、身体を極限まで使い踊る本作は圧倒的な存在感を放っていた。私はこれに勝る作品を作らなければならないのだと改めて誓った。
最近作家性について考える日々を送っている。今回参加していたダンス作品はどれも違っていた。天井から人が吊るされている作品、パソコンに打ち込んだ言葉と共に踊る作品、おじさんばかりの作品などなど、本当に多種多様だった。しかし時折どこか似ていると感じる作品もあった。それはもしかしたら現代のダンスの主流なのかもしれない、そこから逸脱すればダンスではないとみなされるのかもしれないとも考えた。そんな中で私なりの作家性とは何かを模索していた。だが、参加したことによって一筋の光を見つけることができた。ずっと暗闇を歩いてきたように感じていた。どうしていいか悩みながら必死に模索を続けた。わたしのダンス観は間違いではなかったと改めて感じることができた。
この場をお借りして、私たちの「TRACE」を発表させていただき、多くの振付家の皆様と交流で来る場を設けていただき、心から感謝申しあげます。

プログラムに対してのご意見・ご感想など。

近年発表の場は自ら作らないとできない状態が増える一方で、資金やノウハウを理由に断念することが多くなりました。私もその1人です。だからこそ、貴重な場を設けていただけたことに本当に感謝してます。20分作品の公募はもちろんですが、B枠の45分の枠ももっと公募してもらいたいです。