Report/Survey
プログラムをきっかけに、自走力が鍛えられました。作品を媒介に、多くの方とつながりを持つことができ、心より感謝申し上げます。思い入れのある劇場で、主催のJCDNさん、舞台スタッフさん、制作のADM Naganoさん伴走のもと公演を迎えることができ、あらためて舞台芸術は総合芸術であると実感しました。演劇・音楽・舞踊・美術・照明・衣装・装置・音響など、多様な要素が融合して一つの作品を創造する。技術の奥行きを知れたことで、より舞台を立体的に捉えることができました。
ここ何年か企画制作として、参加者やアーティストと有機的に繋がりながら、お互いの感覚や発見を言葉にして共有し、身体と感覚と思考のバランスを見つけるプロセスを育んできました。時間をかけて継続してきたことを大切にしながら、振付家として能動的アプローチを積み重ねていくことに戸惑いもありました。けれども共創のプロセスと、構成・演出・振付のバランスに葛藤したことで、これまでのコミュニティが、クリエイションを促進している気づきがありました。
居る、居合わせる、舞台での居方に関心があります。抽象化、再現性のある舞台においても、具体、知覚し続ける身体。自然体や無防備ではなく、リアルに居続ける身体。ダンスは身体、演劇は言葉とされる傾向がありますが、私はダンスも演劇も身体であると感じます。身体によるレスポンスが、リアリティを生むのではないか。私にとって今回の試みは、個人的趣向をカミングアウトするような覚悟が要りました。
今後とも身体で閃いてトライし続け、ダンスや演劇における身体性で地域に触れていきたいです。
「未就学児入場不可」により、鑑賞を諦めた知人がいました。