Report/Survey

レポート/アンケート

撮影:岩本順平
上演作品振付家

長野里音

振付家・ダンサー

<2025年度>

松山「ダンスをつくる芽2025」

参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。

作品の世界観を生み出すために、作家としての自分との向き合い方を学ぶことができた4日間でした。
充実した時間を過ごすことができた理由として、メンターとのクリティカル・レスポンス・プロセスという過程がとても重要だったのではないかと感じています。形式的にコミュニケーションをとることで、メンターと自分と作品との適切な距離を計りながら、主観と客観を抵抗なく行き来しながらクリエイションに集中することができたと感じています。
また、作品についての客観的な意見だけではなく、作品を創作するということはどのようなことなのかを、先輩アーティストの考えをお聞きできたことも貴重な時間であったと思います。例えば、私自身の悩みとして、アイディアが本当にこれで良いのかどんどん分からなくなってしまい、クリエイション中に動けなくなってしまうことが悩みだったのですが、「悩み考えるより、飽きるまでひたすらそのアイディアを試し続けてみると見えることがある!」とアドバイスをいただいたことで、アイディアの取捨選択以前の段階として、アイディアの温め方を知らなかったのだということに気づくことができました。実際に、4日間の中で、アイディアをとにかく繰り返しやってみると、新しいものが生まれたり、やってみた身体だからこそ得られる取捨選択の直感を段々と信じられるようになっていたことがとても新鮮な体験でした。

プログラムに対してのご意見・ご感想など。

アイディアの芽を実験的に試し、作品として一つのかたちにしてみたい方にぜひ参加していただきたいプログラムだと思いました。作品を作っても、クリティカルに意見をもらえる機会がない・第三者からの意見を受けてそれをすぐに試して見せるまでできないことが多いのが現状としてあります。この先も、このようなプログラムが継続していくことを望みます。


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