－あなたは、どういう振付家を育てたいと思いますか。

振付という表現を、ある種一つの手段に過ぎないものだとメタ的に捉え直し、「表現」という枠の中で自分なりの思想を混ぜ込んでいくことができるような人が増えるといいなと思っています。

－また、そうした振付家を育てるために、何が大事だと考えていますか。

様々な人の思想に触れることが必要だと考えています。自分で思想を持つと言っても、おそらく難しいことだと認識するのではないかと思いますが、様々な分野に足を伸ばして、思想を聞いてみると、或いはそれに対して話をしてみると表現というものの幅は広がります。

－実際に行ってみてどうでしたか。また、期待していたこと、これから期待することなど、お聞かせください。

こちらからもう少し話ができたり、或いはワークを取り入れてもよかったかもしれないなど反省点はありますが、講義の時間のみならず全体の時間を通してほんの少しでも思想家という人間に触れてもらうこと、それを通して思想ということについて考え直してみるということはできたのではないかと思います。
今すぐに思想家としてということは非常に難しいとは思いますが、また各々のタイミングでその必要性と出会い直してもらえればと思います。

－プログラムに対してのご意見・ご感想など。

とても面白かったです。
またこうした場があれば、ぜひ参加させていただきたいなと思いました。