Report/Survey

レポート/アンケート

上演作品振付家

増川建太

振付家・ダンサー

<2025年度>

「Enjoy Dance Festival 2025」

参加されたプログラムについて。発見したこと、吸収できたこと、振付家(または振付家を志している)の方は、
特に今後の活動のプラスになったことなど。

◾️振付家としての立ち位置
参加したEnjoy dance festivalは様々なダンス作品が上演されるショーケース形式で、3日間に渡り、15作品以上と、日本でも屈指の規模を持つコンテンポラリーダンスのショーケースであった。多様な作品を観客として見る機会も参加者たちに十分に設けられており、特筆すべき点は、振付家自身が、多様な作品の中で自分の作品がどのような立ち位置にあるのかを、観客や他の参加者の反応を交えながら肌で感じることが出来た点だ。

具体的には、
① 振付家自身の創作においての関心や振り付けの行い方、その他のディレクションの方法など、また、上演において信じているものの差異のようなものを感じることが出来た。そして、自分の作品を他の作品と並べるようにして、立ち位置を知ることができた
② 上演作品ごとに観客の反応や会場の雰囲気の違いから、どのような関心を観客は持っているのか、また、作品の比較を行った上での観客の生の声を聞くことができた

上記は普段の上演では感じられないことであり、自身の立ち位置を知ることで、振付家として進むべきキャリアのことや、今後の創作において大切にするべきことを改めて考えるための材料となった。

◾️劇場で上演を行う経験
現在の日本における舞台芸術への助成等の状況からして、使用するのにある程度の資金が必要な劇場で公演を行うことは簡単ではない。私自身劇場で作品を発表する機会は初めてであった。正面性がしっかりと確保された上演空間で、劇場の機構や音響、照明との兼ね合いを考えながら作品の創作を行なっていき、現場ではテクニカルスタッフの惜しみないサポートを受けながら作品を発表することが出来た。今回の機会で、今後劇場や正面性のある空間で上演することが出来る自分の作品を一つ創作することが出来た。それは自分にとって、今後の活動の幅を広げてくれる機会となったと感じる