Choreographers 2023 松本(長野)公演

次代の振付家によるダンス作品上演&トーク

     

2023年12月7・8日(木・金)19:00開演 プレトーク18:00~18:45(17:45開場)
会場:まつもと市民芸術館 小ホール(〒390-0815 長野県松本市深志3-10-1)
料金:前売3,000円/U25・障がい者* 2,000円/高校生以下 1,000円(全席自由)
     ※当日500円増 ※障がい者は介助者1名も同料金 ※JCDN会員割引有
チケット発売日:一般発売10月13日(金)
チケット取扱:
https://choreographers.jcdn.org/reservepost

振付家・上演作品:
池ヶ谷奏、藤村港平「対象a」
井田亜彩実「ですぱれーと行進曲」
二瓶野枝「かれらの森 short ver.」
横山彰乃「Zuku-Zuku-Zuku」

プレトーク:
「信州からコンテンポラリーダンスを語る!」
藤澤智徳(信州アーツカウンシル コーディネーター)×分藤香(にちカラ ファシリテーター/制作者)
日替わりゲスト:[7日]吉川千恵(長野県喬木村地域おこし協力隊/ダンサー)[8日]黒岩力也(ブルーベリー農家/劇作家)

関連企画:
「choreographers2023松本公演 振付家3組のスペシャルトーク!」
11月18日(土)19:30~20:30 YouTube配信(配信会場「栞日」に来られる方は1ドリンクオーダー制)
スピーカー:井田亜彩実(オンライン)・二瓶野枝・横山彰乃  進行:藤澤智徳
参加方法はこちら

――コンテンポラリーダンスの振付家の役割って案外知られていない。「振りを付ける」ことに留まらず、作家であり、演出家であり、思想家であり、冒険家であり・・・。ダンスは、時には社会を察知し、真実を探るメディアでもあるのだ! 「Choreographers」は、そんな振付家にまつわるあれこれを、上演&トークを通して掘り下げるシリーズです。 
2023年松本公演では、「KYOTO CHOREOGRAPHY AWARD(KCA)2022」の受賞振付家による作品のほか、KCA2020受賞振付家で長野県大町市出身・横山彰乃と、長野と東京の2拠点で活動する井田亜彩実、2人の振付家が長野県内(松本・上田・長野)で出演者を募り、新作を発表します。更に、2017年から松本市を拠点に活動する二瓶野枝が松本で発表した作品をリクリエーション上演します。

[振付家・作品紹介]

■池ヶ谷奏、藤村港平(新潟・神奈川)
「対象a」

構成・振付・演出・出演:
池ヶ谷奏、藤村港平

photo:Toshie Kusamoto
                               

身体がシニフィアンによって分断される時、その裂け目に残る”我々を駆り立てる何か”
 
我々の身体が、言語やモノ、眼差し、身振り等のあらゆるシニフィアンによって分断される時、その裂け目に残る”我々を駆り立てる、言い表せないもの”を「対象a」と捉え、それが如何にして身体を”舞踊する身体”として再構築していくのかを考察する。
成りつつあると同時に、手の施しようもなく存在する事をやめてゆくという舞踊の性格は、「私」という人間存在の本質の次元を、我々の眼差しの一歩先へと永遠に葬り去り続ける。

池ヶ谷奏、藤村港平 Kana Ikegaya, Kohei Fujimura
池ヶ谷奏と藤村港平のコラボレーションとして作品を制作している。「身体は如何にして”舞踊する身体”として再構築されるのか」という問いを出発点にリサーチや実験的なパフォーマンスを行っている。

*KCA2022 京都賞・ベストダンサー賞(池ヶ谷奏)受賞作品

​>>池ヶ谷奏、藤村港平インタビュー(KCA2022)
僕らを踊りに駆り立てる、「対象a」とは何か?

 

■井田亜彩実(長野・東京)
「ですぱれーと行進曲」
構成・演出・振付:井田亜彩実
出演:伊東祥、小松順子、坂本涼、出川珠鈴、德嵩結乃夏、戸谷ひかり
※チラシに記載のアーネスト・マナコップさんは出演なしとなりました。

photo:(左・1枚目)菅原康太(右・2枚目)大洞博靖

言えなかったんじゃない 言わなかったの
よく考えたらふざけた話だけど この世は喜劇
それならば踊らされてみよう

テクノロジーやSNSの発展、感染症の影響で、繋がりが薄れていく私たち。
情報社会の中で、自分で考えることも忘れ、流れに飲み込まれていく。
あなたは自分の気持ちを日頃言えていますか。
自分の頭で、体で考えていますか。
大切な人に感謝を伝えていますか。
少しのもやもや、少しの鬱憤も、いや、全部ひっくるめて喜劇に変えて、
せめてときどき、、いやもうちょっと、いやいや、全力で微笑みかけてやりましょう。

-井田亜彩実 Asami IDA
2020年ダンスカンパニー「Arche」を旗揚げ。「横浜ダンスコレクション2021コンペティションI」<奨励賞>受賞など、国内外で受賞。長野と東京に拠点を置き、人との繋がりをテーマにワークショップや作品創作を行う。

*長野にて出演者を公募し、新作を上演

 

 
■二瓶野枝(松本)
「かれらの森 short ver.」
構成・演出・振付:二瓶野枝
出演:重野ひかり、内藤治水、二瓶野枝、矢萩美里、稲井咲紀、越口花梨子、小松睦美、野中麻紗子、森田芳文、岡崎心南、﨑元朱嶺
衣裳:富永美夏
初演:2022年10月(上土劇場)

 

   photo by 大洞博靖

かれらがまもりたいもの
かれらがしんじること
かれらのすみか
かれらのおきて
かれらのしんじつ
わたしのこえ

「−かれらの森−」は、2022年10月に開催した本公演において長野県の表現者たちと共に松本市の上土劇場で初演した作品です。今回の出演者とともにchoreographers2023版としてリクリエイションします。以下、初演時のパンフレットより抜粋。
――
「−かれらの森−」は、私が現在体験していることを多様な視点から捉え直し、ダンサーそれぞれの経験も織り交ぜながら創作しました。
作品を創る過程のメモの一部をご紹介します。

かれらが住まう森でのお話。
希望を見るのか。恐れを見るのか。
それぞれの真実がそこに確実に存在する。
その真実は誰のためのものなのか。
大それたことではなく、今身近にあるこの場所で起きていること。

-二瓶野枝 Nihei Noe/ Dance Company Nect
Dance Company Nect主宰。3歳よりクラシックバレエを始め、お茶の水女子大学舞踊教育学コース卒業。在学時より国内外数々の舞台に立つ。2014年文化庁在研員としてドイツで研修。2017年松本に移住。

*初演時から新たな出演者を加え、choreographers2023版としてリクリエーション

 

■横山彰乃(埼玉・東京)
「Zuku-Zuku-Zuku」
振付・演出:横山彰乃
出演:伊藤延子、馨子、千葉ミハル、司白身、樋口綾香、夕湖

photo:(左・1枚目)lal banshees「海底に雪」Toshie Kusamoto(右・2枚目)lal banshees「幽憬」大洞博靖

山のあちらとこちらから
気づかず同時にディレイする

感覚に着目し、見落として通り過ぎてしまうような現実をファンタジックに切り取りとる振付家 横山彰乃の新作。
生まれ故郷である長野で、長野に暮らしながら各々の表現活動を続ける人たちとの共同制作。

環境や生活の営みから、目に見えないあらゆる影響を受け続けている。
例えば、皮膚が厚く/薄くなるように、動く速度が速く/遅くなるように。
“此処/彼処”で暮らす“わたし/誰か”がどんな影響を受けているのか見つめてみる。
様々な地域で暮らす個々の感覚を落とし込んだ、物語ではない“踊り”

-横山彰乃 Ayano YOKOYAMA
大町市出身。lal banshees主宰。感覚に着目し、音と緻密に繋がる性別に囚われない振付で、意図せず溢れ出てしまうダンスならではの瞬間を踊り立ち上らせる。セゾン文化財団23年度セゾン・フェロー

*KCA2020 奨励賞 *松本・上田にて出演者を公募し、新作を上演

​>>横山彰乃インタビュー(Choreographers2021、2022)
「<<想像してもしきれない>>分からないこと を ダンスにする!?」
「次代の振付家と沖縄の表現者によるダイアローグ」③ 

 

プレトーク:
「信州からコンテンポラリーダンスを語る!」
藤澤智徳(信州アーツカウンシル コーディネーター)×分藤香(にちカラ ファシリテーター/制作者)
日替わりゲスト:[7日]吉川千恵(長野県喬木村地域おこし協力隊/ダンサー)[8日]黒岩力也(ブルーベリー農家/劇作家)

長野県喬木村にて2年前から地域おこし協力隊として活動を始め、喬木村のあらゆる人を対象にしたダンスのワークショップ等の企画を行っている吉川千恵さん。
信州小諸でブルーベリー農園を営みつつ、振付家の鈴木ユキオさんを招いて地域とダンスをつなげる活動を3年前から継続している黒岩さん。
ダンスボックス国内ダンス留学の制作者コースを経て、地元の信州アーツカウンシルで地域文化をくまなく支援する藤澤さん。
そしてChoreographers松本公演の地元制作であり、自身もファシリテーターとして「にちようカラダのワークショップ」を主宰する分藤さん。松本公演ならではの4者のダンストーク、お楽しみに。
※藤澤さんと分藤さんは両日とも登壇。

関連企画:
「choreographers2023松本公演 振付家3組のスペシャルトーク!」
11月18日(土)19:30~20:30
YouTube配信(配信会場「栞日」に来られる方は1ドリンクオーダー制)
話し手:井田亜彩実、二瓶野枝、横山彰乃  進行:藤澤智徳

【オンライン視聴】
YouTube配信 URL: https://youtube.com/live/ME0yHQJH2N0?feature=share
申し込み不要

【会場での観覧】
配信会場の栞日sioribi(書店兼喫茶) 長野県松本市深志3-7-8
にてトークの観覧を希望される方は、フォームよりご予約ください。
https://forms.gle/UxejWc55Ywa3tc6Q8
入場無料・1ドリンクオーダー制・定員15名
※会場に駐車場はございません。近隣のパーキングをご利用ください。

―――

[お問い合わせ]
JCDN長野地域制作 分藤(ぶんどう)nagano.dance@gmail.com TEL:090-8527-5520
NPO法人JCDN TEL:075-361-4685 MAIL:info★jcdn.org *★を@に変えて送信してください 

【スタッフ】
舞台監督:浜村修司 照明:山下恵美(RYU)  音響:高田文尋((株)ソルサウンドサービス) 
宣伝美術:西岡勉  
プロデューサー:佐東範一 ディレクター:神前沙織 制作:韓ヨルム
長野公演制作:分藤香

【開催クレジット】
助成: 文化庁文化芸術振興費補助金統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2)|独立行政法人日本芸術文化振興会
[主催]NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)、公益財団法人全国公立文化施設協会
[後援]松本市、松本市教育委員会

Ticket

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Choreographers 2023 松本(長野)公演

販売終了

会場
まつもと市民芸術館 小ホール
(〒390-0815 長野県松本市深志3-10-1)
日時
2023年 12月7・8日(木・金)19:00開演
プレトーク18:00~18:45(17:45開場)
料金
(全席自由)
一般 3,000円/U25・障がい者* 2,000円/高校生以下 1,000円
※当日500円増 ※障がい者は介助者1名も同料金 ※JCDN会員割引有
※未就学児入場不可
※プレトークは、要公演チケット提示
※「U25・障がい者」「高校生以下」チケットは、入場時に証明書をご提示ください。

[チケット発売日] 10月13日(金)

[取扱]
・まつもと市民芸術館チケットセンター(窓口のみ 10:00~18:00)
・WEB(カンフェティ) http://confetti-web.com/choreographers2023
・JCDN会員割引は、JCDN Dance Online Shop(https://jcdn.official.ec/)のみ取扱。

※チラシ、チケットに整理番号がついていますが、入場時の整理番号ではありません。
※開場時は、ご来場の順にご入場いただく形になります。

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