浅井信好
Nobuyoshi ASAI
舞台芸術家・舞踏家。踊ることを通して、人をつなぎ、社会を動かすことを探求し続けている。
1997年、ストリートダンスを起点に表現者としての歩みを始め、WORLD HIP-HOP CHAMPIONSHIP優勝をはじめ数多くのコンテストで実績を残す。SMAP、サカナクション、ファーギーなどのミュージックビデオ・コンサート振付を手がけながら、消費されない表現を求めてヨーロッパへと渡る決断をした。
2006年から2011年まで山海塾に所属し、天児牛大のもとで舞踏を修め、12カ国70都市のツアーに参加。2010年にはポーラ美術財団在外研修員としてベルリンへ、2011年には文化庁新進芸術家海外研修制度によりイスラエル・バットシェバ舞踊団へ派遣される。2012年から2015年まではパリを拠点にCie PIERRE MIROIRを設立し、8カ国15都市で作品を発表。この時期、ナセラ・ベラザのクリエーションに参加したことが転機となり、山海塾とナセラの身体哲学を比較研究するなかで、独自メソッド「空気の風景」を確立した。身体の輪郭を溶かし、人が風景になる瞬間——その身体と空間のあわいを作り出すことが、以来すべての創作の核となっている。
ダンサーとして、ダミアン・ジャレ+名和晃平『VESSEL』(ローレンス・オリヴィエ賞「最優秀新作ダンス作品賞」ノミネート、フランス批評家集団プリュム・ドール受賞)、ダレン・ジョンストン『Zero Point』(バービカン・センター/ロンドン)、ナセラ・ベラザ『La Traversée』(リヨン・ダンス・ビエンナーレ)、Phantom Limb Company『Falling Out』(BAM/ニューヨーク)、スー・ヒーリー『ON VIEW PANORAMA』などの世界ツアーに参加。これまでに35カ国150都市以上で公演を行っている。
振付家・演出家としては、パリ・ファッションウィーク2021春夏コレクションにてZiggy Chenとのコラボレーション作品『Dividing Line Between』を発表。beautiful people パリコレクション2022SS(演出・振付)、2023SS(演出・振付・モデル出演)をはじめ、Enföld、Cote et Cielなど国内外のファッションブランドや、Apple、NIKE、LEXUSなど企業への作品提供も多数手がける。また、ジェレミー・ヴェランガール(元パリオペラ座バレエ団エトワール)、東信、山本基、故山口小夜子、中村達也、渋谷慶一郎、石若駿など、ジャンルを超えた多数のアーティストとコラボレーション作品を発表。近年では、SAKANAQUARIUM 2024 turn『ホーリーダンス』、Perfume『巡ループ』(2025年)、山口一郎の遭遇(両国国技館/2026年)に出演するなど、音楽・エンターテインメント領域との共演も続く。フランス・ドイツの共同番組ARTE『MOVE』では「現代の注目する舞踏家」として特集された。
2015年以降は名古屋を創作拠点とし、移動式野外劇場を用いた《月灯りの移動劇場》を主宰。劇場という枠を超え、まちの中に舞台を作り続けた。2017年には国際レジデンスプラットフォーム《ダンスハウス黄金4422》を設立し、世界各国のアーティストと名古屋を接続。《PALET.NU》クリエイティブ・ディレクターとして中川運河エリアの芸術とまちづくりを繋ぐ社会実験を展開した。
現在は、民俗芸能「花祭」(愛知県東栄町)と舞踏の比較文化的研究を軸に、土着的身体性と現代表現の接続を実践と研究の両面で探求している。プロデュース作品『踊りは暮らし』(2023年/45分)、『鬼の反閇が聞こえる ―HENBE―』(2025年/115分)はSilk Road International Film Festival(アイルランド)国際コンペティション部門ノミネートを受けている。
名古屋芸術大学舞台芸術領域准教授。
■受賞歴 / Awards
2002 WORLD HIP-HOP CHAMPIONSHIP 1st(アメリカ)
2006 第6回朝日舞台芸術賞 グランプリ受賞(日本)
2009 International Photography Awards 1st(アメリカ)
2010 ポーラ美術振興財団 在外研修員(ドイツ)
2011 文化庁新進芸術家海外研修制度 研修員(イスラエル)
2013 ARTE LAGUNA PRIZE 特別賞(イタリア)
2013 Festival International de Danse Contemporaine d’Abidjan 最優秀作品賞(コートジボワール)
2014 愛知県芸術文化選奨 新人賞(日本)
2014 エルサレム国際振付家コンペティション finalist(イスラエル)
2015 NEXTREAM21コンペティション 最優秀賞(日本)
2017 名古屋観光文化交流特命大使 任命(日本)
2017 グッドデザイン賞(日本)
2017 Asian Solo&Duo Challenge for MASDANZA NDA賞(韓国)
2020 ローレンス・オリヴィエ賞「最優秀新作ダンス作品賞」ノミネート/『VESSEL』出演(イギリス)
2020 International Film Festival of Wales 最優秀ドキュメンタリー賞(イギリス)
2021 フランス批評家集団「Danse avec la plume」プリュム・ドール受賞/『VESSEL』出演(フランス)
2021 リッチモンド国際映画祭 最優秀短編ドキュメンタリー賞(アメリカ)
2025 Silk Road International Film Festival 国際コンペティション部門ノミネート/『HENBE』プロデュース(アイルランド)
Program
参加プログラム
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北九州『ダンス作品を創る人のための5日間の集中ワークショップ(仮題)』
日程: 2026年8月26日(水)~30日(日) ※5日間 会場:J:COM北九州芸術劇場 創造工房 講師:浅井信好、下島礼紗、康本雅子(振付家/ダンサー) ゲスト講師:調整中 & …続きを見る
Past Programs
過去の参加プログラム
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名古屋『レジデンスアーティスト育成事業2023』
運営:ダンスハウス黄金4422 2023年 A:7月29日〜8月11日 B:8月28日〜9月10日 ■会場:ダンスハウス黄金4422 ■講師:ダンス公演に長く …続きを見る
