Report/Survey
Choreographer/Dancer/Teacher/
Puppeteer
自分の持ち味を信じて、その人にしかできない作品を切り開いていってくれる人
一番はアーティスト自身のやりたいことを尊重すること。そしてできれば、その人の持ってる素質、ものを発見するお手伝いをすること。その上で、アーティスト自身の考えを十二分に尊重しながら、構成、考え方、動きの幅を広げていく可能性や選択もあることを提案してみること。そして、作った作品を1回でなく、いろいろなところで上演できる、という機会を提供する。
とても充実していた。ダンサーが個性的であり、毎日の時間がとても楽しかった。モガのスタッフの柔軟な対応にかなり助けられたと思う。地元の松山ということもあり、私にとっては地元に何か恩返しをできる機会をいただいたと思っています。これから期待することは、今回参加してくれたダンサーに 時を経ていつか、こんな作品に出たなー、とその実感をまた思い出してもらいたいな、と思いました。これからすぐ、ダンサーが変わる、ということよりも、時間をかけて、アーティストとして成長していってくれることを願います。とても貴重な時間を観客の方とも共有できたと思います。これが再演されないのが、とても残念です。
この短期間で、作品ができるのか、と最初思いましたが、私の場合は8月1回9月1回そして10月にがっつりクリエーションということで、8月9月の間に考えることができ、リモートという環境の中で、客観的にダンサー同士の対話を見つめることもでき、かなりモガのスタッフに協力してもらって、自分に納得のできる創作の時間を過ごすことができました。
2日目で、できるかな?という不安もありながら、試行錯誤の上、私としては、かなり奇天烈な作品になったと思いました。この6人で作り、この6人で踊った作品。この6人だからできた作品です。ただ、たった2回しか上演されないというのに、やはり悔しさがあります。公演した後に、終わったという安堵と満足感と、そして終わりか、、という正直なところ、なんともやりきれない思いも残りました。ダンスを作る過程に対して、上演される回数が少なすぎる。NYでもそうですが、何年もかけて作ったものが、3回しか上演されない。それでも、コロナ前はまだは良かったけど(こんなもんかと思っていましたが)、やはり、作り手もダンサーもそのプロセスに徐々にやられていきます。1回初演してしまうと、そこからの作品の寿命は異常に短い。作品と、その作り手踊り手に、もう一回やろう、というチャンスがどこかであれば、振付家もダンサーも作ることを続けることにエールをもらえるのではないか、と思いました。アーティストとして、納得するものを作ろうと思いますが、やはりそれが何らかの形で認められると、やってて間違ってなかったという自分への肯定にも繋がります。
あと、打ち上げの時に、カブちゃんがお話になりましたが、松山にはたくさんいい作り手がいます。ダンサーが、モガのスタジオへと階段を上がってくる時点で、一つのバーを超えてます。心がオープンされた状態でやってくるので、作り手としては、とてもやりやすい。その地方の文化を作ったのも、よくわかっているのも、松山のアーティストだと思うので、そのつながりをさらに深めるためにも、松山のアーティストがこの企画で、松山のダンサーに振り付ける、ということがもっとあれば地方の活性化にもっとつながる、と思いました。そして、もっと松山のダンスを知ってもらいたい、思いました。